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2017年 06月 17日

保険の解剖学(10)~SBI損保のがん保険~

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保険商品名
 SBI損保のがん保険(SBI損害保険)

商品の内容
 自由診療を含めたがん治療費用保険(5年自動更新)

特徴
 保険診療だけでなく先進医療や自由診療の実費も保証する「実損てん補型」のがん保険。

この保険のキモチ
 国内のがん治療のほとんどは保険適用ですが、場合によっては保険外診療を選択できるチャンスに巡り会えることもあります。ただそれには全額自己負担のため高額な経済負担が必要となってきます。そこで従来の保険診療を含め、先進医療や自由診療といった保険適用外のがん治療費も含めて保証しましょうというのがこの保険のメインテーマ。

契約へのふるまい
 この保険の主契約はあくまで「入院保証」「通院保証」であり、多くのがん保険の主契約である「がん診断給付金」は付帯扱いとなっています。また、保険診療(保険証を使った治療)の場合は、高額療養制度で給付された金額を差し引いた保険金の支払いになっています。つまり一時金の「がん診療給付金」のオプション化や、公的保険の「高額療養制度」との重複保証を避けること、さらにインターネットを利用した諸々のコスト削減により、高額保証にもかかわらずかなり良心的な保険料を実現しています。例えば50歳男性で入院通院保険金のみの契約の場合は、月々の保険料は1,950円。5年間で約12万円の負担で幅広いがん治療のリスクに備えることができます。さらにこの保険は5年自動更新ですが、保険料の上昇差額は1,000円以下であり、ここにも企業努力がうかがえます。
 ただし「自由診療」は会社が認めたもののみであり、「先進医療」についても厚生労働大臣が定める医療機関のみとなっています。契約する場合には自分の生活圏内の状況に合わせてこの点を確認しておく必要があるでしょう。
 また自由診療の既述には「公的医療保険制度にて保証されるべき金額を含めた全額が支払対象」とあり、あたかもあらゆる治療費全額が賄われる印象を受けますが、自由診療と保険治療は併用することができません。つまり、診療開始の際に会社が認めた自由診療の治療を選択し、そこで必要とされる入院、麻酔、などの保険診療部分を含めて保険金をお支払いしますよという意味です。したがって、当初は保険診療で治療をしていて途中から自由診療を選択したり、保険診療で可能な治療をあえて自由診療とするなど、一般的に認められない全額自己負担の形には一切保険金は支払われないことを知っておきましょう。

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by fp2-kojiro | 2017-06-17 11:32 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)


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