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覆面ファイナンシャルプランナーのFP道

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2015年 11月 29日

一時所得の実験と考察⑥~終章「豊かさの振る舞い」~

一時所得の実験と考察⑥~終章「豊かさの振る舞い」~_d0334173_17450770.jpg では、本当に大金を手にしたらどうすればよいか…。そんなことはまずあり得ないのですが、それを目指すこと自体、充実した人生に活力を与えてくれます。金持ちにはならなくとも、金持ちを目指す努力を欠かせないことこそ、人生を前向きにしていくと信じています。だから考えたいと思います。


1)借金を清算する
 金融行為で最も効果的なのは、繰り上げ返済をすることです。お金を預けるよりも借りる方のがはるかに高い金利であり、それが戻ってくるのですから当然です。


2)一つだけ大きい買い物をする
 お金の使い方が派手になるだけで、周りの人は疑い始めます。「今までと違うぞ、何かで儲けたんじゃないか…」と噂が噂を呼び、やがてバレたも同然状態に陥ります。とは言ってもせっかくあるお金、墓の中まで持って行くことはできないのですから少しは使うことも考えておかなければなりません。たとえば自分は車が好きですから、今までカタログを眺めるだけだったスポーツカーを購入すると思います。万一人から聞かれても、「いやあ、これが最後と思って思い切ってローン組んで買っちゃった。毎月の支払いが怖いけどね」などと自然にかわすことができます。大きな買い物はその程度で考えておくのが得策でしょう。


3)残りは短期金利の金融商品に預ける
 大金があるからと言って使ってしまっては、「限界効用の逓減」の理論でもわかるようにやがて「残高ゼロ」、しかも近い将来に迎えることになります。大金が手に入っても自分は自分、何も変わらないのです。ですから既述のとおり今の生活レベルを大幅に変えず、豊かになることを考える。そのためには半年くらいの単位でわずかながらも不労所得が降ってくる生活をベースにするのが正道ではないでしょうか。

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by fp2-kojiro | 2015-11-29 11:18 | Comments(0)


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