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2015年 12月 08日

FP試験<ツボ18>個別元本方式、ドル・コスト平均法(2級限定)

 投資信託の「個別元本方式」や、株式投資における「ドル・コスト平均法」は頻出ではありませんが、出題されて答えられないと致命的な差につながります。

個別元本方式
 投資信託になじみがないと飲み込みにくい内容ですので、図示を追って順々に押さえていきましょう。

(1)購入時の基準価額が、決済時で同額または上回るとき

 ①投資信託を10,000円で購入した。
 ②運用成果があった(投資信託が12,000円になった)。これから購入者に収益を分配する。
 ③分配の結果(分配落ち後)、個別元本の基準価額が11,000円になった(=購入時を上回った)。

この場合は、緑色の1,000円が「普通分配金」になり、課税されます。ただし持っている投資信託の基準価額は10,000円のままになります。これが「購入時の基準価額を上回った」ときのポイントです。

(2)購入時の基準価額が、決済時で下回るとき

 ①投資信託を10,000円で購入した。
 ②運用成果があった(投資信託が12,000円になった)。これから購入者に収益を分配する。
 ③分配の結果(分配落ち後)、個別元本の基準価額が9,000円になった(=購入時を下回った)。

この場合は、決済時に基準価額が1,000円下がってしまった(購入時10,000円 ー 決済時9,000円)ので、その下落分は「元本払戻金」(「特別分配金」とも言う)として非課税となり、残りの2,000円(青色の部分)が普通分配金(課税)となります。

 どちらもややこしく見えますが、実際に図を描きながら個別元本の変化だけに注目するのがコツです。

ドル・コスト平均法
 株式を定期的に購入する方法で、購入額が常に一定であることがポイントです。これさえ取り違えなければ取るに足らない内容です。


【設問例】1回あたり2,000円で上記のとおり株式を購入したときの平均購入単価は(  )円である。

【解答】
第1期 2,000円÷500円=4株
第2期 2,000円÷400円=5株
第3期 2,000円÷1,000円=2株
第4期 2,000円÷400円=5株

 ∴(2,000円✕4期)÷ (4株+5株+2株+5株)= 500円
コツは、各期の購入株式数を明確にすることです。ちなみにこの方式を長期的に行うと、株式購入の平均単価が低くなる効果があるとされています。

   FP試験の急所・ツボ

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by fp2-kojiro | 2015-12-08 22:46 | FP試験の急所・ツボ | Comments(0)


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