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2016年 07月 17日

ライフジャイロ(10)~通院入院は月初め開始がよい~

d0334173_10150182.gif 健康保険の加入により、病気等の自己負担は3割。風邪や虫歯などの軽度なものであれば経済負担は少ないですが、入院や長期通院となれば自己負担も高額になるもの。例えばある病気で入院し、医療費が50万円かかったとすると、自己負担分は

 50万円✕0.3=15万円

となり、結構な額になります。ところが健康保険には「高額療養費制度」があり、自己負担限度額(自己負担額を手助けする基準)を算出し、その額を超えた自己負担分を払い戻してくれるようになっています。会社員で家族の誰かが入院し、しばらくして給与口座にまとまったお金が入っている経験がある人もいるのではないでしょうか。正体はこの制度による払戻金です。一般所得者の場合は以下の計算式になります。

 「自己負担限度額」=80,100円+(医療費ー267,000円)✕0.01

例えば既述の例(医療費50万円、自己負担15万円)の場合は

 ・80,100円+(50万円ー267,000円)✕0.01=82,430円…(今回の自己負担限度額)
 ・15万円ー82,430円=67,570円…(払い戻される額)

 今回の例は入院でしたが、通院であっても適用され、同じ保険に加入する家族の分も合計することができます。会社員や公務員の場合は自動給付される場合がほとんどで、国保の場合は一定の手続きによって限度額のみの窓口支払い(払い戻しの手続きを省略するため)になります。
 医療費が高額な場合に備えて医療保険をと考えるなら、こういった制度を考慮してからにしましょう。最近では実際にかかった分だけ補填してくれる「実損補填型」の保険も販売されていますが、この制度に対しては極めて合理的な商品と言えます。
 ただし、自己負担限度額の計算は期限があり、暦の1ヵ月です。つまり医療にかかった月の1日から末日までの医療費で計算することになっています。ですから、入院の日を選ぶことができる場合はなるべく月初めにしておき、同じ月に収まるようにしておくと払い戻し額が多くなるというわけです。歯の治療でも通常はその後も通院することが多いので、なるべく月初めに治療を始めると、会社の福利厚生の医療費互助会等の制度があって高額療養制度に準じているなら、医療費がたくさんかえってくる場合が多いのです。

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by fp2-kojiro | 2016-07-17 11:24 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)


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