覆面ファイナンシャルプランナーのFP道

maskedfp.exblog.jp
ブログトップ
2016年 11月 19日

ライフジャイロ(22)~確定拠出年金(個人型DC)で超高利運用~

d0334173_07240651.jpg 「確定拠出年金」とは、簡単に言うと将来の年金に上乗せするための出資です。つまり、満期が60歳以降の長期定期預金で中途解約が原則不可の金融商品と考えると分かりやすいですかね。ただ通常の貯蓄とのちがいは、”超高利回り”金融商品という点です。このことを知らないままでいると、生涯手元に残る財産に大きなちがいが出てきます。さらに、今までは自営業等の第1号被保険者(国民年金のみ加入)や民間の給与所得者だけのものでしたが、2017年からは第3号被保険者(いわゆる専業主婦)や公務員も加入することができるようになります。今回の改正で朗報とも言える公務員の方を例にとって説明しましょう

出資できる金額
 まず出資できる上限は年間14万4千円、月額にすると12,000円になります。リタイア後の資金を貯蓄で賄っているなら、是非ともこの分だけ確定拠出年金(個人型DC)にシフトしてみてください。

出資金すべてが所得控除
 超高利回りと言える根拠がこれです。例えば、上限いっぱいの14万4千円を一年間出資した場合、年末調整において「小規模企業共済等掛金」として所得から全額控除されます。すると所得税の税率によって違いは出ますが、年収600万円の方でだいたい20%くらいが所得税率(住民税を含む)ですから、単純計算で”144,000円 ✕ 0.2=…”28,800円が還付されることになります。もうお分かりですよね。年間14万4千円を貯金し、28,800円の利息が付いたことになるんですよ。しかも利回りはなんと20%。税率分が預金利率になったということですね。所得に関する税金は1年間で精算するため残念ながら単利運用(本年度分を翌年に持ち越さない運用)になりますが、同金額を普通に貯蓄した場合は、吹けば飛ぶような利息に利子税まで搾取されるだけで終わるのですからこの差はかなりのものです。

商品選びは個人判断で
 既述の例は出資をすべて定期預金タイプにした内容ですが、掛け金(出資するお金)を定期預金に何割、投資信託に何割と配分比率を指定することができます。リスクを考慮してより高い運用を目指すなら投資信託の割合を増やしてみるのも一手です。ただし”マネーゲインの条件~お金を増やそうと思う前に考えること~”で既述のとおり、投資信託には「購入時手数料」、「運用管理費用」、「信託財産留保額」といった手数料がかかることも考慮してください。リスクや手数料がいやなら定期預金100%が確実です。

 なお個人型DCのセールスは、銀行や証券会社ではあまり積極的ではないと聞きます。内容をよく理解して出資を決意したなら、自ら足を運ぶ必要があります。 
 また定年まで残り少ない50代の方でも、若い方に比べれば所得は高くその分税率も高いのですから、所得控除の税金還付だけでもメリットは十分にあります。投資信託に自信があれば割合を上げて高利回りを目指してもいいのです。ただしあくまで「自信があれば」の話ですが。

  コンテンツに戻る

[PR]

by fp2-kojiro | 2016-11-19 09:24 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)


<< 「控除」というエコ思想      ライフジャイロ(21)~レシー... >>