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2016年 12月 11日

ライフジャイロ(24)~社会保険加入で保険を見直し~

d0334173_11084262.gif 配偶者控除が年収103万円から150万円に引き上げられることがほぼ決まったようです。配偶者控除とは、今までは妻の年収が103万以下(給与所得控除最低額65万円+配偶者控除38万円)であれば、世帯主の所得から38万円が控除され、所得税が減額される制度でしたが、この額が150万円までなら38万円の控除が受けられることになります(ただし世帯主の年収が1,220万円以下という条件が付きました)。いわゆる「103万円の壁」が押し上げられた感じです。
 この「103万円の壁」制度改正による増減税ばかりが話題になっていますが、実は今年2016年10月より「106万円の壁」が始まっています。何かというと給与所得者の配偶者が一定の条件を満たす場合、世帯主の扶養から外れ社会保険(年金、健康)料を払うことになりました。

 加入が生じる条件
 ・勤務時間が週20時間以上
 ・月額賃金が88,000円(交通費を含め年収106万円)以上
 ・勤務期間が1年以上見込まれる
 ・勤務先の従業員数501人以上の企業
 ・学生以外

 だいたいの話ですが、月額120万円の場合で月額13,000円前後の負担になり、結果手取りが減ってしまいます。ですが長い目で見ると実はメリットがあります。まず年金保険料を支払うので当然将来の年金受給額が増えます。それにもまして健康保険料を支払うことで、病気やケガで仕事に大きな支障が出た場合、「傷病手当金」を受給することができるようになります。
 傷病手当金とは、被保険者(保険料を払っている人)が病気やケガのために仕事を3日以上続けて休み十分な給料を受けられない場合に、4日目から最長1年6ヵ月間、標準報酬日額の3分の2相当額を支給するものです。これほどの保証は民間の保険ではまず実現できない保証といえるでしょう。
 このように健康保険は何も窓口負担を減らすものだけではありません。それ相当の保険料を払うのですから利用できる保証も手厚いのです。もし社会保険料を支払うことになったら、加入している医療保険や休業補償保険を見直して家計改善を図るべきでしょう。

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by fp2-kojiro | 2016-12-11 11:56 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)


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