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2016年 12月 17日

ライフジャイロ(25)~確定拠出年金(個人型DC)の正しい始め方~

d0334173_12165820.jpg 来年1月から改訂になる「確定拠出年金」(通称「個人型DC」、「401k」)のメリットについては”ライフジャイロ(22)~確定拠出年金(個人型DC)で超高利運用~”で既述した通りですが、ここではその具体的な始め方について解説しておきます。

1)取り扱ってくれる金融機関
 代表的なところはまず「銀行」です。HPで既に申込みを始めているところもあれば、窓口に相談に行っても、行員が知識不足から十分に対応できないところもあるなど、かなりの温度差があります。一方証券会社や生命保険会社も取り扱うところがありますが、こちらは投資型の商品が中心で、貯蓄型を選択する場合は連携先の銀行を紹介する仕組みになっています。ですから、まずは銀行に足を運ぶか、銀行のHPから情報を入手するのがファーストステップです。

2)手数料
 拠出を開始するに当たり、どの金融機関を選択しても以下の手数料がかかります。これは拠出年金を扱う国民年金基金連合会に支払うものです。

 ・一時金(初年度のみ)…¥2,777

その他毎月手数料と資産管理手数料がかかるのですが、金融機関によって300~400円もの差があります。”iDeCoナビ 手数料”で検索すると各金融機関の手数料の比較が出ていますので、それを活用するといいでしょう。今のところ銀行では*「スルガ銀行」、証券会社では「SBI証券」と「楽天証券」が最安のようです。自身のライフスタイルに合わせて検討してみてください。

※スルガ銀行については、2017年10月より手数料が大幅に値上げされました。2017年11月現在での銀行系最安値は「イオン銀行」です。こういったことが予告なく起こりますから、くれぐれも拠出開始前には”iDeCoナビ 手数料”の検索で手数料を確認してください。

3)資料を請求する
 ほとんどの機関でHP上から請求できるようになっています(”〇〇銀行 確定拠出年金”などと検索する)。まずは資料を請求しましょう。そして拠出を始める場合は、引き落とし口座(銀行の場合は、その銀行の口座でなくてもよい)、自分の職業を証明する書類である「事業所登録申請書兼第二号加入者に係る事業主の証明書」などが必要になりますから事前に動いておくとスムーズに始められます。

4)年末調整時に証明書を提出
 年末調整時には国民年金基金連合会から送られてくる「小規模企業共済等掛金振込証明書」を添付し、生命保険控除と同じように「小規模企業共済等掛金」に控除証明額を記入してください。年間に拠出した金額すべてが控除対象ですから、所得税から自身の所得税率分の還付を受けることができます。所得税率が20%だったら、証明額の20%が返ってくるということです。これが手数料を差し引いても超高利回りの金利の代わりになります。さらに翌年の住民税からも控除が反映され、納税額も減額されます。つまり手取りが増えるというわけです。

 ポイントはなんと言っても手数料、貯蓄型100%拠出でも以上に挙げた手数料がかかってしまいます。長い目で見れば大きい差となりますので、面倒がらずにきちんとチェックしましょう。また投資型には更に手数料が上乗せされ、それ相当のリスクも背負いますので、商品選択には十分な検討をして判断してください。蛇足ですが投資型で成功するコツは10年20年といった長期で運用を考えることです。

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by fp2-kojiro | 2016-12-17 14:18 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)


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