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2017年 01月 21日

ライフジャイロ(29)~がん医療へのファイナンス~

d0334173_10241854.gif 医療保険、がん保険など医療への備えは大切ですが、経費もそれなりにかかります。例えばがん保険契約件数第1位といわれるアフラック社の「新生きるためのがん保険Days」を例に取ると、加入年齢40歳の終身払型の最も安い契約で月額2,895円。寿命を75歳として支払総額は

 2,895円✕12ヵ月✕(75歳-40歳)=1,215,900円

となります。がん保険の基本契約である「診断給付金」(はじめてがんと診断されたときの給付金)は100万円ですから、その他の入院通院給付金や治療給付金を考えれば妥当な額のようですが、よく考えるとほとんどは自分のお金です。
 がんは一昔までは不治の病と考えられていましたが、医療技術も進み早期発見技術や軽負担治療が数多く開発されています。しかもそれらのほとんどは健康保険対象なのです。既述ですが、ほとんどの給与所得者は結構な額の社会保険料を強制的に支払っている(給与明細に記載されています)ので、まずはそこを基本に考えるべきでしょう。したがって、民間のがん保険は自営業などの方に向いたものと言えます。CMでタレントの体験談が出てくるのはそのためです。

 給与所得者ならがん医療に対する備えは社会保険(健康保険)を基本に、足りない部分を補うファイナンスを考えるのが得策です。高額療養費制度を使えば、通常の場合8万円程度でがんを含めほとんどの保険医療を受けることができます。「診断給付金」の部分は貯蓄で代替すれば、入院通院どちらにも対応できます。もし保険対象外の差額ベッド代が必要になっても、50万円の貯蓄があれば食事代を含め80日程度の個室入院に対応できます。昨今の医療現場では入院期間が30日を超えるケースは極めて少なくなっていることを考えると十分な数字です。また、先進医療が必要なら単独で契約できるもので賄えます。一例を挙げると損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の「リンククロスコインズ」なら、月額500円で2000万円まで先進医療給付金、また先進医療とは重複不可ながら1000万円までの臓器移植医療給付金まで保証してくれます。総合すると月々約4,000円の貯蓄と500円の保険料で、10年後にはがんに対応する保証を作り上げることができるのです。ただしあくまでも自分の体が健康というのが最大の保証。高い保険料を払わない代わりに、毎年の人間ドック受診や、健康を保つ食生活などに投資して人生の本当の価値を維持することがなにより大切と言えます。

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by fp2-kojiro | 2017-01-21 17:28 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)


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