覆面ファイナンシャルプランナーのFP道

maskedfp.exblog.jp
ブログトップ
2017年 02月 05日

ライフジャイロ(31)~税金は所得にかかる~

d0334173_16573470.jpg 一年間の収入から、その収入を得るための経費を差し引いたもの(いわゆる控除)が「所得」です。この所得をもとに課税されるのが所得税ということになります。経費というと自営の方だけのもののように考えがちですが、各所得の種類に合わせて、経費に当たる「控除」が設定されています。一般的なサラリーマンにも当然収入にかかる控除があります。なお所得は10種類に分けられて計算されますが、ごく一般的なサラリーマンに限って言えば、関係の深いものはだいたい以下の所得でしょう。これらは総合課税といって各所得金額を合算して課税額を計算します。

 ・給与所得
 ・利子所得
 ・譲渡所得(土地、建物、株式以外)
 ・一時所得

この他にも、退職時には「退職所得」、アパート経営をしている場合には「不動産所得」、株式投資や投資信託を行っている場合には「配当所得」が関わってきますが、本稿では限定的なケースとして除外しておきます。

1)給与所得
 会社員やパートタイマーなどが、勤め先から受け取る給料やボーナスなどの所得です。受取金額によって控除額が決められています。

 会社勤めにも収入に応じていろいろな経費がかかる(通勤服、文房具など)ということです。

2)利子所得
 預貯金などの利子による収入の所得、控除は無しです。昨今は所得とも言えない金額にもかかわらず、しっかり税金は取られています。記帳の習慣がない方には、利子に税金がかけられていることすらご存知ない場合が多いようです。総合課税ではありますが、利子が付いた時点で源泉徴収されて課税は終了します。

3)譲渡所得(土地、建物、株式以外)
 資産と呼ばれる自己所有物を換金すると譲渡所得と見なされます。例えばゴルフ会員権や絵画骨董品といったものが代表的ですが、1個あたり30万円を超えるものが対象です。

 譲渡所得=総収入金額-(取得譲渡のための費用)-特別控除額50万円 
 
 つまり年間収入が50万円を超えなければ所得として合算されませんが、50万円を超えていると確定申告が必要になる可能性が出てきます。また、所有期間が5年を超えるものを換金した場合は、所得の2分の1だけを合算します。

4)一時所得
 一時的に取得した収入のことで、競馬競輪等の払戻金や懸賞クイズ類の賞金をはじめ、保険の満期金もこれに当たります。

 一時所得=総収入金額-支出金額-特別控除額50万円 

 譲渡所得と同じように年間収入が50万円を超えなければ所得として合算されません。もし申告が必要になる場合には合算時には2分の1として計算されます。例えば競馬で大穴が当たっても50万円を超えなければ課税対象にならないということです。昨年10月頃に大阪府寝屋川市の職員が中央競馬のWIN5(最終5レースの1着をすべて当てる)で4億3千万円の払い戻しを受けていたことが発覚し、約6,200万円の脱税が話題になりましたが、一時所得の申告漏れが招いた不運と言えましょう。蛇足ならがどうして発覚したのかは未だ不明のようです。

  コンテンツに戻る

[PR]

by fp2-kojiro | 2017-02-05 11:03 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)


<< ライフジャイロ(32)~医療費...      ライフジャイロ(30)~保険は... >>