2017年 08月 19日
ネックは高額な保険料 お金を増やす上では個人年金保険は有利です(個人年金保険保険のトリセツ(1)~メリット~)が、当然デメリットもあります。最大のネックは保険料でしょう。払込期間が長いにもかかわらず高額な保険料を支払うには、熟考を要します。 ③年金の受け取り方 (1)終身型 文字通り生存中は年金を受け取ることができる。 (2)有期型 受け取り期間が「~年」と決まっていて、その間に死亡すれば受け取り終了。 (3)「~年保証期間付…」 (1)(2)にこの条件が付くと、被保険者の生死に関わりなく保証期間中は保険金の支払いがなされます。死亡の場合は受取人に支払われます。 (4)確定型 生死に関係なく一定期間保険金が支払われます。 ④受け取り方で保険料に差が出る 保険料の値段は”終身型>有期型”が基本。最も高いのは「~年保証期間付終身」契約です。終身型は寿命によって会社が支払う年金額が上下するため高く設定ざるを得ません。一方有期型は支払上限が決まるため保険料を抑えることはできますが、被保険者側からすれば自らの寿命によっては元が取れない場合も出て不利な印象を持たれます。そのため最近の契約では「~年確定型」が好まれる傾向にあるようです。 ⑤解約するとほとんどの場合元本割れ 万一解約し返戻金を受け取る場合、貯蓄ではあり得ない「元本割れ」が生じるものがほとんどです。概して総払込額の7割程度しか戻ってきません。 個人年金保険はお金を増やすには有利な商品ですが、長い間高額な保険料を支払うことをしっかり考えなければいけません。老後が不安だからといって何万円も積立てしまうと、その他のリスクに対応できなくなり、結果元本割れを承知で解約することになりかねません。もし契約するのであればあくまで公的年金をわずかに補うものとしてとらえて、無理のない保険料を設定することが大切と言えます。 コンテンツに戻る
by fp2-kojiro
| 2017-08-19 00:06
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