2017年1月2級学科試験より
遺族厚生年金に関する基礎知識を問うものですが、最も大切なのは「中高齢寡婦加算」に関するものです。
中高齢寡婦加算
・夫死亡時、40歳以上65歳未満
・子のない妻、または大学1年生相当以上の子がいる妻
特に該当年齢がキーポイントになることが多く、級および学科、実技を問わず試験対策の急所部分といえます。遺族基礎年金は末っ子が高校を卒業すると停止されますが、遺族厚生年金は継続されます。その際、妻の年齢が40歳以上65歳未満であれば中高齢寡婦加算額が上乗せされます。それが「大学1年生相当以上の子がいる…」の意味です。
遺族厚生年金額…老齢厚生年金の報酬比例部分の3/4
遺族厚生年金に関する初歩的な基礎事項。どの参考書にも必ず記載されています。
以上2つのことを頭に入れていれば正解の4を選ぶことができます。この類いの問題の多くはこのようにできています。ですから、2番目の問題文にある5年の支給期間制限については無理に知識を追加する必要はありません。
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