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2018年 01月 13日

過去問のツボ押し~会社四季報による投資指標~

2017年5月2級実技試験(資産設計提案業務)より
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 会社四季報を資料とする投資指標の問題の肝は、「株式1単位」の理解(の部分)と配当金の読み取り(の部分)です。出題されれば必出部分ですから落ち着いて確実に正解を導きましょう。


 まず「1単元(1単位)」は問題中①から100株、そして②の「配当」には1株あたりの配当金額が示されていることを確認しておきます。したがって配当金を算出するには配当に100をかけることになります。


 「2015年7月7日に1単元購入」ということはによれば、2015年9月に40円、2016年3月に40円、2016年9月に40円(いずれも1株あたり)の配当を受けとっていることが分かります。問題は2017年3月の扱いについてですが、会社四季報では決済日「2017年3月31日」を省略しています。ということは2017年3月10日には配当金を受けとっていないことになるので、


 (40円【15.9】+40円【16.3】+40円【16.9】)×100株=12,000円


 (イ)については、の「」の部分が連結の意味です。経常利益を比較するわけですから、2018年3月期(予想)(連18.3予)の経常利益と2017年3月期(予想)(連18.3予)の経常利益をから読み取ると、


 35,500百万円(連18.3予)>32,500百万円(連17.3予)


となり、2018年3月期の経常利益は増加していることがわかります。

 (正解:1.)


 所有期間に係る配当金の算出は、四季報が決算日(月の末日)を省略していることを必ずおさえておいてください。本問題のように日付が条件に入っている場合は要注意ということです。

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by fp2-kojiro | 2018-01-13 20:11 | 過去問のツボ押し | Comments(0)


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