2018年 07月 29日
2017年1月2級実技試験(資産設計提案業務)より 実技試験(資産設計提案業務)で出題される高額療養費の問題の典型的なパターンです。ほとんどの場合「総医療費」が記載されず、窓口での自己負担分の金額だけが提示されるというものです。 ・医療費の自己負担割合(小学校入学後~70歳未満)=3割 χ(総医療費)×0.3(3割)=21万円(自己負担分) χ(総医療費)=21万円÷0.3=70万円 公的医療保険の自己負担割合から総医療費を求めるのがポイントですが、中学レベルの方程式を立てれば容易に求めることができます。あとは標準報酬月額に合わせて自己負担限度額の式に当てはめます。 ・月額報酬月額=41万円 80,100円+(70万円-267,000円)×0.01(1%))=84,430円 窓口での自己負担分21万円のうち、実際に払わなければならない金額が84,430円という意味で、文中の図では「自己負担限度額」の部分です。問題では「…高額医療費として支給される額…」を問われていますから、窓口での自己負担分である21万円から自己負担限度額の84,430円を差し引くことになります。 21万円-84,430円=125,570円 (正解:3.) 限られた時間内で多くの問題を処理しなければならない状況下では、しっかり問題文を読んでいるつもりでも計算を進めているうちに求められている額をいつの間にか勘違いしてしまいがちです。算出した金額をその都度図に書き込むなどして、誤答を選ばないようにしましょう。自己負担限度額を計算した時点で2.を選んで安心してしまうということは多々あります。
by fp2-kojiro
| 2018-07-29 15:26
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