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2018年 08月 14日

過去問のツボ押し~公的医療保険~

2017年9月2級学科試験より
過去問のツボ押し~公的医療保険~_d0334173_15511428.gif
本問題は、公的医療保険制度の基本事項を一度におさえることができる良問です。

 ・健康保険の切り替わり年齢・・・75

75歳になるまで
 ・会社員等・・・「全国健康保険協会管掌健康保険」(協会けんぽ
         または「健康保険組合管掌健康保険」(組合健保
・自営業者等・・・国民健康保険
 
  ※公務員、私立学校教員は「共済組合」

75歳以降

・すべて「後期高齢者医療制度」の被保険者

 75歳になるまでは、何らかの公的医療保険に加入する(被保険者)し、75歳からあとはどんな人でも後期高齢者医療制度の対象になるというのが公的医療保険制度の大きな流れです。公的年金制度と混同しないようにまずはこれをつかむようにしましょう。

 問題文1.は、「…適用事業所に常時使用される…」という文言があるので、公務員等が加入する共済組合は言及しないままになっています。また問題文2.については、国民健康保険は原則市町村が保険者ですが、「国民健康保険組合」が保険者になるものもあります。しかし大切なのは「国保は原則市町村が保険者」という点ですから、今回のような出題になったと思われます。そして問題文3.の「任意継続被保険者」についてはお馴染みの「ヵ月継続加入」「20日以内申請」「退職後年間加入可」からの出題です。

 今回登場する基本事項は、あらゆる所で形を変えて出題されることが多いものです。こういった応用の効く知識が整理確認できる問題こそツボをおさえた良問と言えるでしょう。

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by fp2-kojiro | 2018-08-14 15:59 | 過去問のツボ押し | Comments(0)


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