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2019年 05月 05日

過去問のツボ押し~債券利回り~

2017年9月2級実技試験(資産設計提案業務)より
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 債券の利回りの計算問題は、実技はもとより、学科試験でも登場する最重要ポイントです。多くの参考書に記載されている公式を使えば難なく答えることができますが、万一思い出せないということもあると思います。そのときは、利息と元金の関係から利率を算出するといった金融の基本を起点にして、順を追って計算するようにします。公式の理解にもつながりますからぜひ身につけてみてください。

預貯金の「年利~%」は毎年の利息を元金で割ることで算出できます。債券でも同じ考え方です。

 債券の年利回り(%)=毎年の収入利益÷購入価格×100

なお、債券を所有することで得られる毎年の収益は次の2つです。

①表面利率
 単位は%ですが、債券の価格は100円当たりの値段なので「χ%=χ円」です。なので、表面利率(%)=毎年の利息(円)と置き換えることができます。



②毎年の差益


 「~円で買った債券を―円で償還(または売却)した」ということですから、所有した間に得た差益を所有年数で割ったものが毎年の差益です。

以上のことから、債券所有による毎年の収益は①と②を合算したものとなります。これを購入したときの価格で割れば、年利回りが算出できます。

「購入時の価格」は、発行時に購入しそのまま償還まで所有した場合の「応募者利回り」では「発行価格」、途中から購入したり、途中で売却する「最終利回り」「所有期間利回り」では「購入価格」(問題では「買付価格」)と呼ばれますが、どれも購入した時の価格です。

 (正解:1.904%)

 ・①1.2円(1.2%) ②(額面100円-買付価格98円)/3年=0.666円(小数点4位以下切り捨て)
 ・①+②=1.2円+0.666円=1.866円
 ・1.866円/買付価格98円×100=1.904%(小数点4位以下切り捨て)

債権利回りの計算については多くの参考書では紙面が限られているため、公式(”FP試験<急所16>債券利回り”)を記載するのみで終わってしまう部分です。今回の内容を通じて理解が深め、過度な暗記に頼る(私もそうでした)負担を軽減していただけたらと思います。

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by fp2-kojiro | 2019-05-05 06:14 | 過去問のツボ押し | Comments(1)
Commented by fp2-kojiro at 2019-05-05 11:54
”②毎年の差益…”の部分で提示した式が誤っていました。訂正しましたのでよろしくお願いします。申し訳ありませんでした。(2019.5.5 11:54) FP2虎二郎


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