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2019年 06月 16日

過去問のツボ押し~市場金利と債券の利回り~

2019年5月2級学科試験より
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 債券は市場金利の影響を受けて債券価格や利回りが変化します。ただし、発行から償還まで所有する「応募者利回り」は額面通りなのでその影響を受けません

 応募者利回り


影響を受けるのは債券を発行後途中から購入して償還する「最終利回り」と、途中で売却する「所有期間利回り」の2つです。

 最終利回り


 所有期間利回り


問題文中に『市場金利が上昇したのに連動して債券Aの最終利回りも0.5%に上昇した』とありますから、そのときの債券Aの価格をΧ円として表すと下記になります。(”過去問のツボ押し~債券利回り~ ”を参照)



計算により、市場金利が上がったことによって、最終利回りは上がり債券Aの価格は下がったことがわかります。

 債券価格が下がったわけですから、このときに売却する「所有者利回り」は100円で購入したものを約98円で手放すことになり、0.3円の年利からさらに2円/3年(≒0.66円)近くの差益損が差し引かれ、結果として利益が減るので利率も0.3%を下回ります。



よって、市場金利と債券の価格および利回りの関係は以下のようになります。



上記の内容はほとんどの参考書で紹介されているものです。今回の問題は、単なる暗記でしのぐよりも、今回のようなプロセスを踏みながら解くことによって債券の利回りの種類、利率の計算方法、市場金利と債券価格・利回りの関係を一度につかむことができる良問です。マスターした知識は学科はもちろん、実技試験にも頻繁に登場する重要ポイントであることは言うまでもありません。

 (正解:1.)

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by fp2-kojiro | 2019-06-16 16:52 | 過去問のツボ押し | Comments(0)


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