覆面ファイナンシャルプランナーのFP道

maskedfp.exblog.jp
ブログトップ

<   2016年 06月 ( 7 )   > この月の画像一覧


2016年 06月 26日

家計改善はゲーム感覚で

d0334173_07315305.gif 節約というと何か我慢するとか、無駄遣いをしないとか、明るいイメージがしないものです。別な言い方をすれば、守り重視で周りから何となくケチな印象を持たれてしまうことが多いのではないでしょうか。ですが出費を抑えることばかりが節約とは限りません。無駄に払っているお金を、流れを変えて懐に貯めることでも節約できるのです。言わば「落ちているお金は拾う」のです。
 節約は発明や発見の感覚と似ています。今まで気づかなかったお金の流れや新たに得た知識をきっかけに、少額ながらも浮いたお金を確保できたときの喜びは、新たなものを見つけたり作り出した達成感に相通ずる感覚があります。発見、発明がやや大げさなら、隠しアイテムを見つけ出すようなゲーム感覚で節約を楽しめば、日々の生活も前向きになるというものです。そのイメージで身近な場面を振り返るようにします。
 食費は生きていくためには絶対必要です。いつものスーパーで4,000円の買い物をカードで支払い、貯まったカード会社のポイントを商品券やプリペイドカードへのチャージに返還すれば、現金とほぼ同じ経済選択の自由を得たことになります。その商品券やプリペイドカードを別のどこかで使えば、本来なら財布から出ていくお金が、カードを使って得たポイントによって払わずに済んだ(財布に残った)と考えることができます。それを自分の金融口座に預け入れすれば、無理なく節約ができたことになります。
 ポイントカードでも、ポイントを使ったら同じ考えで口座に預ければ、現金という見える形で節約分を残すことができます。自分の読みたい本が中古店で見つかったなら、定価との差額は節約分となります。日々の買い物の中には、余計に支払っているお金が結構存在するものです。それらはちょっとした工夫で自分の所に帰ってきて、結果家計の改善につなげることができます。こういったことがゲームのような楽しさのように感じるようになれば、節約のイメージもずいぶん変わるのではないでしょうか。

  コンテンツに戻る

[PR]

by fp2-kojiro | 2016-06-26 11:02 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2016年 06月 25日

ライフジャイロ(7)~金券ショップの商品券で金利効果~

d0334173_11013501.jpg 商品券が使える場所での買い物の際、事前に金券ショップで予算分の商品券を購入しておくと金利効果を得る上で有利です。
 例えば10,000円の買い物をする場合...

 現金…金利効果0%
 クレジットカード…0.5%(最低還元率)
 
クレジットカード決済(1回払い)なら、10,000円の経済行為で最低50円の金利効果を生むことになります。還元率1%を超えるものも多くなりましたから、その場合は100円超の金利効果となります。

 一方金券ショップでの商品券の売値は、1%引き(=還元率1%)が最低ラインでWeb等で調べれば1.5%引きの店は数多く存在します。そこで商品券10,000円分を購入すると...

 金券ショップでの購入商品券…1,000円券(985円)を10枚購入(換金率1.5%

例えば都心の駅付近の百貨店で10,000円の買い物をした場合、なんと金利効果は1.5%。しかも財布の中には既に150円が還元されていると考えることができます。買い物の帰りにその150円を自分の口座に預入すれば、1万円預けて(1万円使わずに我慢して)1.5%の利子をいただいたことと同じ効果が得られます。しかも預金の利子には「利子税」が20%ほどかかるのに対し、この場合は完全非課税です。安易にカードを使うより断然お得というわけです。

 100円、150円で大騒ぎしてどうすると思われる方もいるでしょうが、何も考えずに現金決済して失っていたこれらのお金も、人生うん十年の間にとんでもない金額にふくれあがります。低金利時代の今、決して小銭を馬鹿にしてはいけないということです。ただしあくまでも消費での金利効果ですから、本当に必要なのかを見極める努力だけは怠らないようにしましょう。「ポイント倍増月だから」とか「自分へのご褒美」などのきっかけは浪費以外の何者でもありません。

  コンテンツに戻る

[PR]

by fp2-kojiro | 2016-06-25 12:02 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2016年 06月 19日

ライフジャイロ(6)~正しい遺言の知識~

d0334173_07082711.jpg 「終活」という言葉が流行り出し、自分の人生の終わり方を真剣に考える人が多くなりました。特に子どもがいなかったり独身の方には切実な問題です。それに伴い、遺言についても関心が高まっています。
 証書遺言には、自分自身で作成しどこかに仕舞っておく「自筆」、自分の口述を公証人に書いてもらう「公正」、自分が書いたものを封印し預かってもらう「秘密」の3種類があります。さらに種類によって証人が必要だったり、遺言書の内容を確認する「検認」と呼ばれる手続きが必要になります。



 3種類を比べると、公証人という言葉から「自筆」は「公正」や「秘密」よりも効力が低いように感じます。中にはこれを勘違いしている方も見られますが、大切なのは「作成日」です。相続が開始され遺言書が複数出てきた場合は、作成日の最も新しいものが有効とされます。これは「自筆」「公正」「秘密」の種類を問わないということで、仮に相続を有利にする内容が公正証書遺言に記してあり、相続をスムーズに進めようと画策したところに、更に新しい作成日の自筆証書遺言が発見されれば、新たに家庭裁判所で検認の手続きをとらなければならなくなります。また、作成日の記載にはその日を特定できるものであれば表現方法を問わないので、例えば「平成◯◯年 私の誕生日」という書き方も認めらます。

  コンテンツに戻る

[PR]

by fp2-kojiro | 2016-06-19 07:59 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2016年 06月 18日

ライフジャイロ(5)~子育て家族に収入保証保険~

d0334173_10512889.gif 生命保険を保険をかける典型的なタイミングは、おそらく子どもの誕生でしょう。「保険料が安い若いうちに入っていただければお得ですよ」などのセールストークはバブル前後によく耳にしたものですが、独身ゆえ受取人が自分の親だったなどという本末転倒なことが一昔までまかり通っていました。あくまで保険はリスクに対して「かける」ものであって、セールスに紛れて「入る」ものではありません。
 ある調査によれば、子ども一人が大学まで行くとして平均約1,000万前後かかると言われています。また、学校が公立か私立によってもその金額は変わってきます。遺族年金や死亡退職金などの死因収入でまかなえない部分が最低保証金額となり、多くの場合は定期保険をかけると思います。期間は限られるゆえ、その分保険料は安いのが定期保険の特徴ですが、人生の各ステージで保証額を見直さなければ無駄な保険料を払う(多くの場合保険料が急に上がる)ことになります。だいたい定期保険を契約してから10年を迎える少し前になると、セールスが「転換(有って無いような返戻金による保険の下取り)」の言葉を盾に別の保険の再加入を勧めてくるのはこのためです。
 保証額は子どもの成長とともに下がっていくものです。契約時は保険金の額と毎月の保険料ばかりに目が行ってしまい忘れがちですが、このことはとても重要です。また、いざ大金が自分の口座に入ってきても、多くの人はその管理に頭を悩ますことの方が多いのです。
 そこで「収入保証保険」という手があります。FP検定でもたびたび登場しますが、保険金を月払いで受け取ることができ(給料をもらうイメージ。保険金減でよければ一括払いも可)、しかも人生の各ステージに合わせて保証額が減っていく(支払われる保険金が減っていく)ため、定期保険と比べると保険料が安く済みます。

 ある保険会社の比較例

ですので条件が合えば子育て世代には理にかなった保険と言えます。ただし加入者が喫煙やメタボなどの健康面のリスクを背負っている場合は保険料が割高になってしまうものがほとんどで、定期保険と比べると加入者の条件によって保険料に差が出ると言えます。不健康でもしかすると保険支払期間が短いのに多額の保証金を支払う可能性が高ければ、保険会社はその分保険料をいただかないと保証しかねるというわけです。

  コンテンツに戻る

[PR]

by fp2-kojiro | 2016-06-18 12:16 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2016年 06月 12日

ライフジャイロ(4)~払済保険で保険料を節約~

d0334173_13592816.jpg 保険は本来掛け捨てが原則ですが、国内には「終身保険」「個人年金」「養老保険」といった、貯蓄性の高い保険があります。昔セールスレディと職場で契約した中にこのような保険があれば、現在の生活状況に照らし合わせて保険金が適切か見直す価値があります。
 このような保険はまさかの時の保証と貯蓄(いわゆる解約返戻金)が備わっているが故、毎月の支払保険料が高額です。バブルの頃ならまだしも、昇給が見込めなかったり不幸にもリストラに遭う今の時代、状況によっては月々の支払いが重くのしかかります。「解約」すればひとまず経済的には一時的に救われますが、本来の保証は無くなってしまいます。
 意外に知られていませんが、こういった場合「払済保険」への変更という手があります。簡単に説明すると、毎月の保険料の支払いを止める代わりに、保証額を減額するというものです。別の言い方をすれば、解約をせず保証額を下げて契約を残しておくということ。これなら、保証を残しつつ毎月の家計を改善することができます。
 保険金による保証は、主に子どもの成長に合わせて設定するものです。子どもが大きくなれば当然必要保証額は少なくなるわけですから、たとえば終身保険のような平準的な契約は理にかなわなくなる時が来るということです。子どもが独立間近なのに中学入学時の保証金額のままなら支払っている保険料に無駄があるということ、そんな時こそが見直しのチャンスといえます。
 さらに、払済保険にはもう一つのメリットがあります。それは、契約を残すことにより毎年解約返戻金が増えていくことです。知らないと実感が無いと思いますが、保険会社が契約時の予定利率に沿って解約返戻金部分を運用してくれるのです。つまり利率のよい定期預金を持つようなもので、特に予定利率が良好だった平成8年以前の契約なら「お宝保険」と呼ばれるほどなのです。
 ここまで来るといいことずくめのようですが、当然デメリットもあります。第一に保証金額が確実に減額すること。払込期間が短いほど当然減額の差も激しくなります。ですので、終身保険なら最低でも10年を目安するといいでしょう。そして第二に「特約部分はすべて消滅する」ということ。FP検定にも出題されることが多い部分ですが、例えば「定期保険特約終身保険」を払済保険に切り替えるとすると、定期保険部分(生命、医療などの特約部分)はすべて消滅し、以後は払済の終身保険になってしまいます。
 とにかく保険(特に生命保険)で大切なことは、生活状況に合わせてこまめに保証額を見直すことです。そうすることによって、月々の無駄な出費を軽減できる場合があるのです。

  コンテンツに戻る

[PR]

by fp2-kojiro | 2016-06-12 15:16 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2016年 06月 11日

ライフジャイロ(3)~プリペイド型クレカで金利効果~

d0334173_08290544.jpg クレジットカードでのポイント(還元)は最低でも0.5%ですから、日常の消費活動で0.5%以上の金利を得たことになります。一方現在金融機関で最もよい金利で税引き後0.007%ですから、「金利効果を生む」観点からすればその差は比較以前の自明の理と言えます。例えば100円の金利効果を得るには…

 クレジットカードで必要生活品を消費
 0.005x=100円  ∴x=20,000円(2万円使うことで100円還元)

 金融機関のスーパー定期に1年間預金
 0.00007x=100円  ∴x≒1,430,000円(1年間約143万円使わずに100円利殖)

同じ100円を得るのに、クレジット決済なら2万円で済むところを預貯金なら約143万円も調達しなければなりません。ただ、クレジットカードのポイントは、ある程度貯まらないと商品券などの金券に交換できないデメリットがあり、商品券自体の使い勝手が悪いのも事実です。それを解消するのが「プリペイド型クレジットカード」です。
 中でも「オリコプリペイドカード」は、メインカードのオリコカードのポイントを、月単位でプリペイドカードにチャージできる点が優れています。つまり、毎月の支払時に賦与されるポイントをすぐにプリペイドカードにチャージするのです。これならポイントが貯まるのを待つ必要もなく、還元率分現金と同じように買い物に使うことができます。使用期限はありませんから、使わなければどんどん貯まっていきます。さらに金利効果を実感するには、プリペイドカードで生活に絶対必要な日常の生活品を購入(例えば食料品をスーパーでクレジット決済)することです。こうすれば本来店側に支払うべき金額分が還元されたことになり、その金額分を特定の口座に入金すれば換金と同じ効果を得ることができます。しかも1円の手数料も払わずに、です。
 ただし、プリペイドカードのチャージ方法は、メインカードのポイントチャージのみとしておくこと。プリペイドカード自体の還元率は大幅に低く設定されている関係で、メインのクレジットカードや銀行振込、コンビニ振込によるチャージをしてしまうと、手数料も加わり結果金利効果を損ねてしまいますので絶対やってはいけません。

  コンテンツに戻る

[PR]

by fp2-kojiro | 2016-06-11 10:19 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2016年 06月 05日

ライフジャイロ(2)~自動車任意保険で自転車保険もカバー~

d0334173_08023145.jpg 自転車事故の増加に伴い、一昔までは事故発生時に交通弱者として扱われてきた自転車運転者にも車両と同様の責任を求められるようになりました。人身事故の加害者となれば高額賠償を負うことにもなり、それに備えて自転車保険への関心が高まっています。特に自転車通学の子を持つ親としては保険加入の検討は不可避ではないでしょうか。一例を挙げると補償支払1億円、これに交通事故時のケガの補償と示談交渉が付いて一月300円。かなり安い金額で1億円補償ならと加入を考える方も多いと思います。ただ、自動車の任意保険に「日常生活賠償特約」が付帯契約されていれば比較の余地があります。
 「日常生活賠償」とは簡潔にまとめると、日本国内の普段の生活で他人に損害を与えて法律上の損害賠償を負った場合の補償を言います。多くの自動車任意保険にはこの特約が用意されており、しかも補償範囲は家族全員に及ぶものがほとんどです。手元の自動車任意保険の約款を見ると、自転車による加害事故は補償対象であり、よく読むと原付やゴルフカートも含まれています。しかも示談交渉付きで補償はなんと無制限です。ケガの補償はないものの、無制限補償と保険金が自動車保険に含まれることを考えれば、あえて自転車保険に加入する必要があるか一考の価値があります。
 たくさんの保険に入っていれば安心と考える方もいますが、損害保険に関しては賠償責任発生時に複数の会社から賠償金が支払われるわけではありません。あくまで「実損払い」が原則ですから、補償を重視するなら無制限だけでもいいのです。
 保険は安心のために「入る」のではなく、予想外のリスクに備えて「かける」もの。損害保険では特にこのスタンスを大切にすることで、簡単に無理なく無駄な出費を回避できます。

  コンテンツに戻る

[PR]

by fp2-kojiro | 2016-06-05 09:25 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)