覆面ファイナンシャルプランナーのFP道

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2016年 10月 29日

ライフジャイロ(18)~宅地の相続税は減額できる~

d0334173_10021202.jpg 不動産を相続する場合「小規模宅地等の評価減の特例」という制度を利用すると、本来の評価額を大幅に下げることができます。多くは業者さんや税理士さんが手続きを進めてくれると思いますが、いざ相続人になった時のことを考えてある程度のことを知っておいて損はありません。一般的な話として、まずは通常の宅地について理解しておくといいです。

1)宅地を相続することでどういうことが起こるのか
 被相続人が済んでいた宅地を相続する場合、固定資産税算出のもととなる「評価額」で相続することになります。ところが場合によっては手元に現金がないのに相続した宅地の評価額が高いと、相続税を払うことができなくなります。そこで「一定の条件」を満たすことでその評価額を減じてもらう、それが「小規模宅地等の評価減の特例」です。

2)限度の面積
 地積が330㎡までの宅地なら評価額の全額が特例の対象になります(それ以上の豪邸になると、超過分の割合で減額分が減らされます)。不動産に精通していない場合は「330㎡」と言われてもピンと来ないですよね。だいたい100坪にちょっと届かないくらいで、25mプール1個分をイメージしてみてください。相続対象の家の土地がそれ以下だったらほぼ条件どおりの減額を受けられます。

3)減額の割合
 評価額の80%が減額され、相続財産としてに組み入れられます。

  評価額2,000万円、地積80坪の場合
 ・80坪≒264㎡(≦330㎡)→評価減100%(全額対象)
  ∴評価額=2,000万円×(1ー0.8)=400万円

4)一定の条件
 次のいずれかを満たしていないと認められません。
 ①配偶者が取得した場合
  配偶者の場合はほぼ無条件で特例が認められます。
 
 ②被相続人の同居親族が取得した場合
  所有権を持ち且つ相続税申告期限(相続認知から10ヶ月)まで住んでいることが要件です。
  ですから、10ヶ月を待たずにすぐ売却してしまうと税務署から計算のやり直しを求められます。
 
 ③上記の①、②以外の親族が取得した場合
  おおざっぱに考えると被相続人と同居していなかった親族さんが宅地を取得した場合ですね。
  その方が相続開始から過去3年間にマイホームを持ったことがない場合、相続税申告期限までの所有要件のみで減額を受けられます。
  つまり、過去3年間を含めずっと賃貸に住んでいてすぐには引っ越すことができない場合についての対応です。

5)注意点
 ・相続税0円でも要申告
  財産相続が基礎控除以下の場合は申告不要なのですが、この特例を適用する場合は納付税額0円でも申告しなければなりません。

 ・贈与税では適用できない
  意外に勘違いしている方がいますが、この特例は相続税のみの適用です。
 
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by fp2-kojiro | 2016-10-29 11:15 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2016年 10月 24日

ライフジャイロ(17)~家計簿代わりにレシートチェック~

d0334173_08413144.jpg 別段大きい買い物をしているわけではないのに、毎月なかなかお金が残らない。誰もが日々そんな風に感じることが多いと思います。特に困らなければそれでいいのですが、家計を少しでも改善したいと思うのならまずは現金の流れをしっかり把握することから始めてください。この「現金の流れ」のことを会計学の世界では「キャッシュフロー」と呼び、現金が多くあると「キャッシュフローがよい」、反対に現金が不足すると「キャッシュフローが悪い」等の言い方をします。
 まずはおおざっぱでよいので、手取りの収入額を元に固定費を確認していきます。下の例では手取りが30万円として緑の部分が月々決まった額とすると、残りの赤い部分が自由に使えるお金、すなわち「流動現金」です。この部分が良好だと「キャッシュフローはよい」ということになります。つまり緑部分の固定費はほとんどが口座から引き落とされる場合が多いので、実際に目の前で動くのは11万円というわけです。家計を改善する上で手をつけるのはここになります。

家計簿の代わりにレシートチェック
 やり方は至って簡単。買い物をしたら必ずレシートを保存します。飲み物が欲しい場合も、安易に自動販売機を利用せずコンビニを利用してください。そして必ず週のどこかで一週間分のレシートに目を通します。レシートに記載された買い物が本当に必要だったかどうかをチェックし、無駄だと思うものに蛍光ペンなどでチェックをつけます。こうすることで無駄遣いがはっきり認識され、結果次からは買うときによく考える習慣が身につきます。そしてだんだんとチェックが少なくなっていけば自然とお金が残るようになってきます。よく家計簿をつける方がいますが、仕上げるだけで満足してしまって実際の家計改善に貢献しなければ意味がありません。ノートをきれいに仕上げて勉強した気分になるのと同じです。
 さてチェックをしてみて流動現金はプラス(11万円より少ない)なのにお金が残らないのなら、どこかで無駄遣いをしているか、または不必要な贅沢をしていることになります。逆に流動現金がマイナス(11万円を超えている)なら、貯蓄を切り崩していたりどこかで借金をしていることになります。また、固定費の中でも携帯電話などの通信費はキャリアによって安くすることができますが、現状に合ったサービスを受けられるかは実際使ってみないと分からないため、手をつけるのは最終手段になってからでいいと思います。

 ※本稿は「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?身近な疑問からはじめる会計学」(山田真哉著)を参考にさせていただきました。

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by fp2-kojiro | 2016-10-24 16:11 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2016年 10月 16日

謝食道(29)朝日屋 ~岐阜県大垣市~

 映画「闇金ウシジマくん3」で主人公「丑嶋」を演じる山田孝之がカツ丼をほおばるシーンを観ていたら、無性に丼物が食べたくなった。翌日所用で立ち寄った大垣の町を散策することしばし。駅を南に下った路地にある「朝日屋」に入った。国道から一本入った道奥にもかかわらず昼時の店内はすでに満席だったが、一歩遅かった来店を悔やむ間もなく奥の離れで注文可となった。迷うほど多いお品書きの中から選んだ親子丼を見て驚いた。メレンゲのようなふわふわの溶き卵で覆われた親子丼なんて食べたことがない。しかも食べ終わるまでその食感が変わらないのはまさに奇跡。優しい味付けと相まって、丼物を食べたかった欲求も心地よく収まったひとときに感謝。

 申神無月某日 朝日屋(岐阜県大垣市東長町40)
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by fp2-kojiro | 2016-10-16 09:01 | Comments(0)
2016年 10月 09日

ライフジャイロ(16)~生前給付型保険のツボ~

d0334173_09540953.gif 「三大疾病保証保険」は、生命保険、損害保険のいずれにも属さない第三分野の保険に分類されます。また特約(主契約のオプション)として契約される場合もあります。この保険の特徴は、「がん」「急性心筋梗塞」「脳卒中」の3大疾病に罹患すると保険金が支払われる「生前給付型」の保険です。最近では「七大疾病」を保証する商品も登場していますが、基本は同じです。また生命保険に「リビングニーズ特約」があれば、余命6ヵ月の診断で死亡保険金を受け取ることができますが、これも生前給付型になります。これらの契約に際してはツボを押さえてきちんと内容を理解しておくことが大切で、いざ事が起こったときに自分が思っていた保証を受け取れない事態になってしまいます。

ツボ1:「保険金を受け取った時点で契約終了」
 生前給付型の保険は、保険金を受け取った時点で契約終了です。「三大疾病保障」の場合、「がん」「急性心筋梗塞」「脳卒中」いずれかの診断を受け、所定の状態になった場合に死亡保険金を受け取るわけですが、その後死亡した場合は既に契約は終了しているため保険金の支払いはありません。一方で3大疾病にかからずに死亡した場合は、死因を問わず死亡保険金が支払われます。リビングニーズは死亡6ヵ月前に保険金を受け取るイメージです。

ツボ2:「所定の状態」はハードルが高い
(1)がん…はじめて「悪性新生物」と診断された場合
 「がん」といっても「上皮内がん」の場合は転移もなく死亡する確率はほぼゼロといわれています。基底膜を超えて組織に侵入している状態を「悪性新生物」と呼び、俗に言う「転移」の可能性がある段階になってはじめて「所定の状態」になります。
(2)急性心筋梗塞…「60日ルール」が原則
 心筋梗塞はとても危険な病気であるが故、わずか2~3時間で命を落とすことも多いのですが、厚生労働省の調査によれば、心疾患の平均入院日数は約21日。つまり心筋梗塞だから入院が長引くのではなく、危険な状態を脱すると早ければ10日前後、長くても30日で退院できる場合がほとんどです。その上で60日以上の労働制限を医師から診断されてはじめて給付となります。「労働制限」とは軽い家事や座ったままの事務業以上の活動で制限を必要とされる状態ですが、日常生活が大きく変わってしまうくらいのものです。ですので給付のハードルは決して低いものではありません。

(3)脳卒中…「60日ルール」原則の他に、「くも膜下」「脳梗塞」「脳内出血」のみが一般的
 脳卒中の場合入院が長引くことは珍しくないですが、「くも膜下」「脳梗塞」「脳内出血」といった生命にかかわったり、重い後遺症があるものでなければやはり保険金は受け取れません。

ツボ3:後遺症も60日ルール
 急性心筋梗塞では重い労働制限、脳卒中の場合は言語障害、麻痺等の神経学的後遺症を伴うことで保険金が下りますが、やはり「60日ルール」です。言葉では簡単に表現できますが、実際これらの状態になった場合は日常生活に多大な変化をもたらすものと考えましょう。つまり麻痺や制限がほとんどなく済んでしまったという良好な場合では保険金は受け取れないのです。

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by fp2-kojiro | 2016-10-09 15:02 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(3)
2016年 10月 01日

謝食道(28)ラーメン栄光 ~愛知県豊橋市~

 メインのラーメンを経由して飯とおかずの一品を行き来する「ラーメン定食」は、満腹を確約するおとこ飯の代表メニュー。とんこつ系のような個性の強いラーメンではくたびれるから、ほどよい醤油味がふさわしい。豊橋の外れにある「ラーメン栄光」のラーメン定食は、見た目に反してあっさりした醤油ラーメンに鶏唐揚げが添えられてくる。それを塩と胡椒を適量混ぜた卓上の小皿にそっとつけて食べるともはや言うことはない。鶏肉の旨味とバランスのよい衣の明るい味が塩胡椒によってじわっとくる。促されるように白飯もラーメンも進み、いつしか満腹の時を迎えることができた。残暑の日差しを忘れさせてくれた美味さに感謝。

 申長月某日 ラーメン栄光(愛知県豊橋市中岩田5-5-22)
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by fp2-kojiro | 2016-10-01 14:20 | Comments(0)