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2017年 03月 31日

謝食道(31)信濃屋 ~岐阜県多治見市~

 午前中名古屋で用務を終えたその日は、昼には少し早かったため東名道から一路中央道多治見まで足を伸ばすことにした。高速出口から町中に流れ出ると国道19号は車の流れも良く、目指す「信濃屋」には予定よりも少々早く着いてしまったが、既に暖簾がかけられていた。慌てて入った狭い店内は危うく満席寸前。早めの到着がうまい具合に幸いしたのはありがたい。昼食に選んだ「支那そば」は、独特の平打ち麺に薬味が少し載っただけの極めてシンプルなメニュー。きっちり伸ばされた麺は絶妙の歯ごたえと喉ごしが心地よい。薬味以外に具を載せてしまえば麺の良さがぼけてしまい、きっと平凡な温そばになってしまう繊細な一品に感謝。

 酉弥生某日 「信濃屋」(岐阜県多治見市上野町3-46)
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by fp2-kojiro | 2017-03-31 09:43 | Comments(0)
2017年 03月 27日

保険の解剖学(6)~ファインセーブ~

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保険商品名
 死亡保険FIine Save[ファインセーブ](オリックス生命)

商品の内容
 無配当解約払戻金抑制型定期保険

特徴
 解約時に払い戻す「解約返戻金」をなくすことで割安な保険料を実現し、高年齢でも加入しやすいようにした死亡保険(定期保険)。保険金額も200万円から100万単位で設定することで、契約者の生活状況に応じて保険料を細かく設定することが可能。つまり契約者のニーズと保険金・保険料との間に無駄がない。

この保険のキモチ
 定期保険の無駄な部分を極力切り捨て保険料を割安にすることで、幅広い年齢層に対応した保険金を保証できるのがセールスポイント。年齢や保険金が一定の基準を超えなければ、医師の診査は不要となっています。また申込み年齢が75歳まで可能であり、健康であれば年齢に適した保証を得ることができます。

契約へのふるまい
 新聞広告の大文字契約例では、「60歳男性・死亡保険金200万円」で月々2,518円となっています。保険期間は10年。このパターンが代表的なセールス契約だとすると、70歳満期の掛け捨て生命保険を勧められていることになります。
 ところが「厚生労働省平成24年簡易生命表(男)」によれば、70歳での死亡率は20%を切っています。つまり単純計算で約80%の契約者が掛け捨てた保険料(安心料)で保険金を賄っている構図が見えてきます。
 さらに商品詳細を見ると、「保険期間満了の2週間前までに申し出がない限り、90歳まで同一保険期間、同一保険金額で自動更新される」とあります。つまり満期を迎える際に契約の意思表示を怠ると、70歳時の保険料で10年間の契約が結ばれてしまうということです。現在の保険料に当てはめると、70歳時点の保険料は6,318円と約2.5倍に跳ね上がり、200万円の保険金に見合う70歳時の経済負担かどうかも疑問になってきます。
 この商品を契約するなら、まず設定する保険金額(この例では200万円)が10年後に本当に必要かどうかしっかり検討することです。広告には平均的な葬儀費用を例に挙げて必要性を訴えているようですが、あくまで「平均」であって、個人の葬儀に対する考えと内容によってはそれほど費用が必要ではない場合もあります。そしてもし必要と判断したら、平均寿命や死亡率、自身の健康状態を検討してなるべく長い保険期間を設定することが大切でしょう。保険金と保険料だけで判断してしまうと、保険会社に「安心料」を払うだけで終わってしまう確率が高くなるということです。

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by fp2-kojiro | 2017-03-27 10:38 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2017年 03月 18日

保険の解剖学(5)~ガン保険 ガードエックス~

d0334173_09402509.gif保険商品名
 ガン保険 ガードエックス(メットライフ生命)

商品の内容
 治療給付型がん保険

特徴
 がん保険といえば基本保証は「診断給付金」(はじめてがんと診断されたときに給付されるお金)で、あとは入院通院の給付金や三大治療(手術、放射線、抗がん剤)に保証を振り分けるのが一般的。それに対しこの保険は「がん治療給付金」と「がん治療通院」を基本保証としているのが大きな特徴。さらに終身払いでありながら「悪性新生物」(いわゆるが一般的に〇〇がんと呼ばれるもの)と診断確定された場合は、以後の支払いが免除される。

この保険のキモチ
 「時代が求めたガン保険」の肩書き通り、がん治療の多様化を踏まえ、「ガン治療給付金」と「通院給付金」、さらに「ホルモン剤治療」を含めて基本保証としています。つまり従来の「手術」「放射線治療」「抗がん剤治療」といった三大治療保証だけではなく、今後新しい治療法が開発されても対応できるように治療方法の垣根を取り払うべく「ガン治療給付金」としたところが最大のウリ。代わりに多くのがん保険の主契約であった「診断給付金」や「入院給付金」はオプション扱いとし、契約する側がオプショナルでリーズナブルな保証設計をできるように工夫されています。

契約へのふるまい
 「約2,000人のガン経験者へのアンケートやインタビューをもとに開発された」との宣伝文句の通り、現状のがん治療の実態を反映させた商品と言えます。それは根絶治療だけでなく、最上位の進行度での緩和治療を踏まえた入院通院時給付金一括支払いにもうかがえます。ただ合理的だからといって必ずしもお得な商品ではありません。例えば40歳の女性が最も安い基本コースシンプルタイプ(悪性新生物ガン治療…50万円/年 ✕ 通算5回まで ホルモン剤治療…30万円/年 ✕ 通算10回まで 通院給付…5,000円/年 ✕ 60日)に加入し、不幸にも60歳でがん診断を受けた(以後保険料免除)とすると支払総額は

 3,779円 ✕ 12ヵ月 ✕ (60歳-39歳)=952,308円

となり、この金額で補償内容が自分の希望に合っているかを判断することになります。保険料支払い免除とはいえ結構な額です。がんにならず支払総額が上乗せされていくと保証内容と支払総額の差は縮まり、やがて安心のためにお金を払うことに近づいていきます。それをどう感じるかがポイントになるでしょう。
 さらに肝心の支払い条件を見ると、いずれの保証内容にも「ガンの治療を目的として公的医療保険制度の給付対象」とされています。つまり保証対象は健康保険治療に限られているということで、高額療養費制度(自己負担限度額の超過分を補填する健康保険の制度)でカバーできる部分の上乗せ保証に限られるということになります。ガン治療給付金に特化した保険だからといって免疫療法などの自由診療(健康保険不適用)にも対応しているわけではありません

 確かにがんに対する備えは必要です。しかしそれは自身の生活リスクを回避するものでなければ意味がありません。安心だけで契約するなら保険会社の利益に貢献する「お得意さん」になってしまいます。人生あくまで健康あってナンボのもの。健康を維持するための定期検診や人間ドック、食生活の関心などに目を向けることでもがんに対する備えになるのです。

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by fp2-kojiro | 2017-03-18 12:40 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2017年 03月 12日

保険の解剖学(4)~給与サポート保険~

d0334173_10443652.gif保険商品名
 給与サポート保険(アフラック)

商品の内容
 働けなくなったときに月々の給与をサポートする保険

特徴
 病気やケガで入院する場合、治療費だけでなく働けなくなることにより収入が減少するリスクに備える商品。簡単に言うと、公的保証である傷病手当を受け取る期間(通常1年6ヵ月)は月10万円、障害年金を受け取るようになった場合は月20万円をサポートするというもの。

この保険のキモチ
 病気やケガで入院となった場合、治療費だけはなく収入減による生活費にも目を向けませんかというのがメインコンセプト。通常給与所得者は病気やケガで仕事を3日以上続けて休み、十分な給料を得られない場合に4日目から最長1年6ヵ月平均報酬日額の3分の2相当額が支給されます。これが健康保険から給付される「傷病手当金」です。この給与サポート保険は、傷病手当金受け取り期間の不足分(3分の1の部分)として毎月10万円を補填するものです。また、不幸にも就業困難の状態になり障害年金を受け取ることになった場合には、60歳満期まで月額20万円を保証することになっています。

契約へのふるまい
 渡辺直美のCMでお馴染みの商品ですが、発売当初のCMの舞台が病室でのやりとりなので、ちょっと見ただけでは医療保険のちょっといいやつかなと勘違いしがちです。しかし医療保険とは全く別物で、休業中の収入減を補う「所得補償保険+就業不能保険」です。また似たような名前の「収入保障保険」というものがありますが、こちらは死亡する確率が高くなる年齢につれて保証額が減少する月単位受取型の死亡保険です。
 さて、この保険の重要ポイントは「免責期間60日」です。どういうことかというと、病気やケガになってから60日間はどんな状態でも一切保険金が支払われないということです。傷病手当金は休業4日目から支給されますが、休業中にもかかわらず60日目までは何のサポートもないことになります。
 この60日というのは、特定疾病保障保険でも登場します。すなわち「がん」「急性心筋梗塞」「脳卒中」になった場合に保険金を受け取るものですが、この場合も「急性心筋梗塞」「脳卒中」による労働制限や言語障害等は60日以上が所定の要件。入院で言えばがんや心筋梗塞の平均入院期間が20日前後で、脳血管疾患のような超重症になってようやく100日という数字が出てきます。つまり60日の入院や所定の状態とは非常にハードルの高い要件と言えます。
 したがってこの保険に加入するなら、60日を超える重症入院等に備えるつもりで契約することになります。ただし安心料には「それなりの出費」も伴うと理解しておいてください。また契約には様々な条件を確認する必要があり、代理店との面談が必須条件となっています。

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by fp2-kojiro | 2017-03-12 12:16 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2017年 03月 11日

保険の解剖学(3)~ZiPPi<ジッピ>~

d0334173_18364276.gif保険商品名
 ZiPPi<ジッピ>(ソニー損保)

商品の内容
 入院費実質払い型の医療保険

特徴
 従来の医療保険の日額タイプ(入院1日につき~円)に対し、実際に入院治療にかかった金額(いわゆる「実費」)が保険金として受け取れる商品。「実費」ということは支払われる保険金に無駄が出ないため、保険料も安くできる。

この保険のキモチ
 多くの医療保険は「入院1日につき~円」という日額タイプ。つまり契約された保険金で医療費を賄うように設計されています。保険金は実際に支払う医療費とは関係なく支払われるため、当然実際に支払う医療費と一致することはなく、保険金が医療費を上回る場合の差額も毎月支払っている保険料から支払われていることになります。この”ZiPPi<ジッピ>”はそこに目をつけて、実際に支払った医療費に対し保険金を支払うシステムとなっています。つまり支払われる保険金に無駄がないため、保険料も手頃な価格設定ができるというわけです。

契約へのふるまい
 まず「医療保険」なので、あくまで入院が前提。「実費」という言葉から外来(通院)のみでの実費負担も保障されると勘違いしてはいけません。この保険は入院にかかった実費負担(いわゆる窓口3割負担)を賄うものです。しかも1ヵ月の支払い上限は20万円までとなっているのは高額療養費制度があるからとうたっています。ところが高額療養費制度は既述のとおり一般的な年収で「一窓口で暦月(1日から月末日まで)」の医療費が約8万円を超える場合、健康保険から補填される制度。つまり約9万円ほどあれば十分支払いを凌げるのですから、上限20万円は加入希望者に安心して契約してもらうためのセールスマネーと考えるべきでしょう。仮に3ヵ月入院しても25万円前後で済むと考えれば、保険料相当の貯蓄でリスクを回避できる額ではないでしょうか。しかも5年ごとに保険料が更新され、年齢が上がるほど保険料の上がり方は急になります。つまり本来必要な時期に保険料は高くなり、お手頃価格は医療のリスクが少ない若い時期だけということになります。また保証を追加する場合は「告知」が必要となっています。この告知を軽視する方がしばしば見られますが、虚偽の告知をすると保険金の支払いを拒否されるだけでなく、支払った保険料も返ってきません。見直しの度に告知を迫られる可能性があるということは、安い保険料の裏で契約面ではやや厳しい「継続しにくい保険」と言えるでしょう。
 昨今の医療技術の向上により、がん治療でさえ入院を必要とすることが少なくなり、厚生労働省の調査でも、外来治療が入院治療を圧倒的に上回っていることが明らかにされています。医療保険はあくまで入院のリスクに備えるものと心得ておいてください。また「通院保障」とは入院前後のものだけです。

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by fp2-kojiro | 2017-03-11 21:53 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2017年 03月 05日

保険の解剖学(2)~じぶんの積立~

d0334173_09490328.gif保険商品名
 じぶんの積立(明治安田生命)

商品の内容
 無配当災害補償付積立保険

特徴
 保険期間は15年。最初の5年間は一定額の保険料を払い込み、その後10年間は払込総額の1.1倍の災害死亡給付を保証額とする生命保険となり、満期時には3%上乗せの満期金を受け取る。

この保険のキモチ
 終身保険や定期保険などは途中で解約すると、払込金を下回ることが多い中、この保険はいつ解約しても100%の返戻金を保証するのが商品価値の肝。加えて支払期間を短縮することで満額払込前の解約リスク(契約者が途中で払込をやめてしまう)を回避している。また金融機関の積立預金と同じ性質ながら、保険の性質を持たせることで年末調整時の生命保険控除対象となり、所得税が安くなるメリットもある(預金の場合は反対に利子税が取られてしまう)。

契約へのふるまい
 積立金額は月額5,000円~20,000円。仮に5,000円を5年間振り込んで15年後に受け取るプレミアは、

  5,000円 ✕ 12ヵ月 ✕ 5年 = 300,000円(払込総額)
  300,000円 ✕ 1.03 = 309,000円(満期金)
 
 となり、15年待って9,000円受け取ることに価値を感じるかどうかでこの保険の選択が決まると言えます。ただし他に生命保険に加入していなければ(まずそんなことは無いとは思いますが)、最初の5年間は年4万円の生命保険控除を受けることができるので、所得税が20%の場合は

 40,000円✕0.2✕5年=40,000

が年末調整で還付され、実質の上乗せ額は49,000円になります(あくまで年末調整額分を手元に残しておくことが前提ですが)。
 金融機関の金利が軒並み雀の涙の今3%は魅力的ではありますがあくまで「15年もの」、1年あたり単純計算で0.2%ということです。しかも災害死亡給付金が最大で132万円(月2万円払込)というのも生命保険の保証額としては非現実的でしょう。ですから数年後何かの目的がはっきりしていてその資金作りのために貯金をしたい方に向いた商品と言えます。また、年齢が比較的若い方でさしあたって死亡保険を必要としていなければ、生命保険控除分(3万~4万円)を金利とする少額死亡保障付き5年もの定期貯金(最短5年経って解約する)と考えることができ、利回りの良い金融商品としての価値があります。

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by fp2-kojiro | 2017-03-05 11:07 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2017年 03月 04日

保険の解剖学(1)~リンククロスコインズ~

d0334173_07110721.jpg保険商品名
 Linkx Coins<リンククロスコインズ>(損保ジャパン日本興亜ひまわり生命)

商品の内容
 臓器移植保証を付け加えた先進医療保険

特徴
 先進医療の保証は通常、医療保険やがん保険等の特約として付加されることが多い中、この保険は単独で契約ができる先進医療保険。保証額は通算2000万円。さらに先進医療とは重複保証不可ながら臓器移植についても1000万円まで保証。保険料は月500円と手頃な価格。

この保険のキモチ
 先進医療に臓器移植まで保証してくれて月500円。非常にお得な感じがしますが、先進医療に出遭う確率はある調査によれば1万人に7人と言われ、誰もが受けることができるわけではありません。そのため2000万円という高額な保証にもかかわらず破格な保険料を設定できるわけです。他の保険契約で先進医療を特約につける場合でも100円ちょっとになるのはこのためです。このリンククロスコインズは単品の保険として契約することと臓器移植を保証することで500円という価格設定になっているのでしょう。

契約へのふるまい
 確率的に見ればほとんどの人の保険料は完全掛け捨てになる可能性が非常に高い。保険の恩恵を受けるとすれば高額宝くじが当たるくらいの気持ちでいないとただの安心料になってしまいます。既に手厚い医療保険やがん保険を契約しているなら、臓器移植の文言につられてあえて契約する必要はなさそうです(臓器移植になるとさらに確率が下がり、リスクも高いので)。医療保険に入らず健康保険に依頼していく方で、万一のチャンスを得たい場合に契約するのが正道と言えます。ただ気分は宝くじと同じで、契約しないと万一のチャンスをつかめない程度のものです。

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by fp2-kojiro | 2017-03-04 08:17 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)