覆面ファイナンシャルプランナーのFP道

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2017年 06月 27日

保険の解剖学(11)~医療保険 楽天ガン診断プラス~

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保険商品名
 医療保険 楽天ガン診断プラス(楽天生命)

商品の内容
 がんの備えにフォーカスした医療保険

特徴
 がん診断給付金を保証する医療保険

この保険のキモチ
 医療保険の主契約は入院給付金であり、保証は入院が前提。ところが最近では医療の進歩により入院は短期化傾向にあり、一方で通院での治療が増えている。このことはがんに関しても例外ではなく、そうなると従来の入院給付金による保証はいざというときに役立たなくなる。この保険はそこに着目(フォーカス)し、従来の入院給付を1回入院あたり5万円の一時給付スタイルにしてケガや病気にもある程度備えつつ、代わってがん診断給付金100万円(最低保証額)を設定。さらに先進医療給付金も付帯し、がんに対する保証を厚くしている。

契約へのふるまい
 これだけがん保証を厚くしているのだから「がん保険」じゃないの?と思われる方もいるかと思います。ですががん保険になると、入院給付金初日から日数無制限という条件がつきます。保証をがんに限定してしまうと、ケガやその他の疾病による入院には全く対応できなくなってしまうため、この保険は入院給付金を一時金5万円給付にして「医療保険」扱いとしています。日額5,000円の入院給付なら10日分。入院短期化傾向と高額療養制度を考えて保証をスリム化する代わりに、がん診断給付金最低100万円と先進医療給付2,000万円を付帯し「がんに特化した医療保険」を実現しています。
 さて、こういった医療保険を検討する場合はまず保険料の支払総額を算出し、自分が望む医療保障に当てはまるかを確認することが大切です。例えば40歳女性でがん診断給付金100万円の場合の保険料は終身払いで2,787円。支払総額は80歳まで生きるとして2,787円✕12ヵ月✕41年=1,371,204円になります。この金額で納得できる保証なのかよく考える必要があります。単純に考えればがんに2回罹患すれば十分元を取れる計算になりますが、がん罹患でもあくまで公的保険診療が基本。保険適用外の自由診療には給付金を超える経済負担がのしかかると同時に、誰もが巡り会えるわけではありません。先進医療についてはさらにその確率は低くなります。安心だけで契約していざという時に後悔しないよう、将来のライフスタイルをしっかりイメージし、伴うリスクへの保証として妥当な「掛け捨て」なのかを検討することが大切と言えます。

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by fp2-kojiro | 2017-06-27 22:33 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2017年 06月 25日

謝食道(32)釣イサキの白子ポン酢和え ~三重県志摩市沖~

 休日早朝三重県志摩沖で釣ってきたイサキから乳白色の白子を取り出し、弱水で洗った後酒につけて冷蔵庫でしばらく寝かす。その後残りのイサキをご近所知人への「お裾分け」としてさばき終えた頃、先ほどの白子を取り出し、熱湯に通して冷水で締め、水気を取ってから器に移す。細ネギのみじん切りと胡椒を振って生臭さを打ち消し、ポン酢を多めにかけると左党が喜ぶ酒肴の完成。釣ったその日でしかいただくことはできないため、その特権的な味わいは釣り人のつながりなくしてあり得ない。量は控えめに盛りつけ、美味い酒を味わいながら時々舌に乗せるのがバランスのよいいただき方だと思う。梅雨の憂さを晴らす新鮮な味に感謝。

 酉水無月某日 釣船「第三岡安丸」(三重県志摩市沖)
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by fp2-kojiro | 2017-06-25 10:21 | Comments(0)
2017年 06月 17日

保険の解剖学(10)~SBI損保のがん保険~

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保険商品名
 SBI損保のがん保険(SBI損害保険)

商品の内容
 自由診療を含めたがん治療費用保険(5年自動更新)

特徴
 保険診療だけでなく先進医療や自由診療の実費も保証する「実損てん補型」のがん保険。

この保険のキモチ
 国内のがん治療のほとんどは保険適用ですが、場合によっては保険外診療を選択できるチャンスに巡り会えることもあります。ただそれには全額自己負担のため高額な経済負担が必要となってきます。そこで従来の保険診療を含め、先進医療や自由診療といった保険適用外のがん治療費も含めて保証しましょうというのがこの保険のメインテーマ。

契約へのふるまい
 この保険の主契約はあくまで「入院保証」「通院保証」であり、多くのがん保険の主契約である「がん診断給付金」は付帯扱いとなっています。また、保険診療(保険証を使った治療)の場合は、高額療養制度で給付された金額を差し引いた保険金の支払いになっています。つまり一時金の「がん診療給付金」のオプション化や、公的保険の「高額療養制度」との重複保証を避けること、さらにインターネットを利用した諸々のコスト削減により、高額保証にもかかわらずかなり良心的な保険料を実現しています。例えば50歳男性で入院通院保険金のみの契約の場合は、月々の保険料は1,950円。5年間で約12万円の負担で幅広いがん治療のリスクに備えることができます。さらにこの保険は5年自動更新ですが、保険料の上昇差額は1,000円以下であり、ここにも企業努力がうかがえます。
 ただし「自由診療」は会社が認めたもののみであり、「先進医療」についても厚生労働大臣が定める医療機関のみとなっています。契約する場合には自分の生活圏内の状況に合わせてこの点を確認しておく必要があるでしょう。
 また自由診療の既述には「公的医療保険制度にて保証されるべき金額を含めた全額が支払対象」とあり、あたかもあらゆる治療費全額が賄われる印象を受けますが、自由診療と保険治療は併用することができません。つまり、診療開始の際に会社が認めた自由診療の治療を選択し、そこで必要とされる入院、麻酔、などの保険診療部分を含めて保険金をお支払いしますよという意味です。したがって、当初は保険診療で治療をしていて途中から自由診療を選択したり、保険診療で可能な治療をあえて自由診療とするなど、一般的に認められない全額自己負担の形には一切保険金は支払われないことを知っておきましょう。

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by fp2-kojiro | 2017-06-17 11:32 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2017年 06月 10日

ライフジャイロ(38)~少額先行投資と通帳預入で高利回り効果~

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 平日の疲れを癒やすべく週末の平穏な午後、たまにはぼーっとついでに自分のライフスタイルを振り返ってみましょう。できたら財布からどのようにお金が流れていったかを意識すると、思わぬ発見をすることがあります。生活は何も衣食住だけではなく、心を豊かにしてくれる活動も含めて支出がなされるものです。食べるだけで精一杯という方もおられるでしょうが、ちょっとしたことで生活の質はよい方向に舵を変えます。要はライフスタイルに合わせてわずかな手間を惜しまないことです。
 例えば年に数回電車に乗って都心へ出かけるのに、自宅近くのバス停を利用するなら迷わず回数券を買うべきです。最近では電子マネーの普及で回数券の存在は少なくなりましたが、地域によってはまだまだ現役という所もあります。また健康のために公共の運動施設を利用しているなら、特定枚数綴りの回数券が用意されているのではないでしょうか。とにかく自分の生活に必要なものとしてこれから先利用すると分かったら「先行投資」をすることです。
 回数券の多くは単価の10倍金額で11回利用と引き替えです。つまり1回分お得ということで、見方を変えれば10%の運用益を出したことと同じになります。さきほど先行投資と言ったのはこういうことです。ただ多くの場合、享受した1回分はどこでどう使ったか意識しないため、運用の実感がわかないのです。ですから回数券購入に合わせて10%分を速やかに自分の口座に預け入れるスタイルを身につけましょう。この手間がとても大切なのです。
 何もそれ用の口座を作る必要はありません。今使っている口座に通帳で預け入れ、該当数字に蛍光ペンなどで目印を打つだけで十分です。2回目以降はできたらその横にトータル金額を記入しておけば、利息のように残高が積み重なっていき、楽しさのようなものを味わえることでしょう。ゆうちょの口座なら平日休日問わず1円単位で預け入れることができるのでこういったことに適しています。
 そして今や各店舗は値下げの代わりにポイント賦与が一般的。さらに近くの大型薬局でもらった商品券を使ったり、スポーツ用品店でスマホを操作して会員登録をすることで20%OFFの買い物をしたとき、またコンビニなどで貯まったポイントを使って買い物をしたなども同じように「通帳預入」をすれば、おのずとわずか2,3ヵ月で数千円の金利を口座に計上することができます。その額は巷の金融商品に後塵を拝すもの、すなわち「高利回り効果」と言えます。

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by fp2-kojiro | 2017-06-10 17:07 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)