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覆面ファイナンシャルプランナーのFP道

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2018年 01月 22日

過去問のツボ押し~不動産取得に係る税金~

2017年5月2級学科試験より
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 この出題には不動産取得時の税金に関するポイントが適度に網羅されていますから、必要な知識を整理するには好都合な問題です。

 正解は4.ですが、最も大切なのは1.の内容です。

 
 不動産取得税
・購入時、増改築時、贈与時にかかる
相続時にはかからない


不動産を贈与されたときは贈与税に不動産取得税が加算され、相続時には相続税に加算されないという点が出題の中心としてよく取り上げられます。通常はこの部分だけで正解できることが多いのですが、今回の問題はやや深く掘り下げています。次に大切なのは印紙の過怠税に関する部分です。


 印紙の過怠税
・印紙が不貼付…本来納付金額の2倍
・印紙が未消印…印紙の額面金額


今回の出題はこの点をシャッフルしたものです。ここまでおさえておけば不動産取得に係る税金に関する問題は準備完了です。


なお、2.については控除額の1,200万円がポイントですが、学科試験でこの金額が主役になることはほとんどありません。また、3.にある登録免許税については、税率自体を暗記する必要はありません。こういった問題を通じて、知識を重要度で整理しておくと限られた時間の中で効率よく学習を進めることができると思います。

 (正解:4.)

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by fp2-kojiro | 2018-01-22 21:28 | 過去問のツボ押し | Comments(0)
2018年 01月 21日

過去問のツボ押し~公的年金の所得扱い~

2017年9月2級実技試験(資産設計提案業務)より
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 所得税計算の問題ですが、中心となるのは各種年金の扱いです。年金収入は雑所得として「公的年金等」と「公的年金等以外」に区別されます。


 ・公的年金等の雑所得=収入年金-公的年金控除


一見すると、老齢基礎年金72万円と遺族厚生年金112万円の合計184万円が収入金額のようですが、障害年金と遺族年金は非課税のため、基礎年金分の72万円だけが公的年金等の雑所得額になります。ここがこの問題のツボで、参考書によってはこの部分を単に「公的年金」として細かい記述をしていない場合もありますが、それなりの頻度で出題される部分です。
 公的年金等の収入が72万円なら公的年金控除額は収入金額330万円未満の部分にある「公的年金控除額120万円」になり、控除額が収入金額を上回ってしまう、つまり控除しきれない額が残る(収入マイナス48万円)ことになります。こういった場合は収入0円として扱うので、公的年金等の収入は無いものとして進めます。


 ・公的年金等以外の雑所得=収入年金-必要経費


「公的年金等以外」はこの問題の「個人年金」の部分で、保険料70万円が必要経費になります。


 ∴ 0円+(100万円-70万円)=30万円


 (正解:2.)


なお、個人年金の源泉徴収額30,630円は、「確定申告すべき不動産所得が200万円」とこの雑所得30万円とを合わせた所得税の税額から控除されるもので、本問題とは関係ありません。

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by fp2-kojiro | 2018-01-21 15:42 | 過去問のツボ押し | Comments(0)
2018年 01月 13日

過去問のツボ押し~会社四季報による投資指標~

2017年5月2級実技試験(資産設計提案業務)より
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 会社四季報を資料とする投資指標の問題の肝は、「株式1単位」の理解(の部分)と配当金の読み取り(の部分)です。出題されれば必出部分ですから落ち着いて確実に正解を導きましょう。


 まず「1単元(1単位)」は問題中①から100株、そして②の「配当」には1株あたりの配当金額が示されていることを確認しておきます。したがって配当金を算出するには配当に100をかけることになります。


 「2015年7月7日に1単元購入」ということはによれば、2015年9月に40円、2016年3月に40円、2016年9月に40円(いずれも1株あたり)の配当を受けとっていることが分かります。問題は2017年3月の扱いについてですが、会社四季報では決済日「2017年3月31日」を省略しています。ということは2017年3月10日には配当金を受けとっていないことになるので、


 (40円【15.9】+40円【16.3】+40円【16.9】)×100株=12,000円


 (イ)については、の「」の部分が連結の意味です。経常利益を比較するわけですから、2018年3月期(予想)(連18.3予)の経常利益と2017年3月期(予想)(連18.3予)の経常利益をから読み取ると、


 35,500百万円(連18.3予)>32,500百万円(連17.3予)


となり、2018年3月期の経常利益は増加していることがわかります。

 (正解:1.)


 所有期間に係る配当金の算出は、四季報が決算日(月の末日)を省略していることを必ずおさえておいてください。本問題のように日付が条件に入っている場合は要注意ということです。

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by fp2-kojiro | 2018-01-13 20:11 | 過去問のツボ押し | Comments(0)
2018年 01月 07日

過去問のツボ押し~ライフプランニングでの各種係数~

2017年9月2級学科試験より
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 資金計画で使う各種係数については、どういった場合にどの係数を用いるかに関する出題になります。

 
 初歩の基本
・終価=「将来」/現価=「現在」
・年金=「毎年(積立/受取、取り崩し)」


 問題文中のように「~年後」という記述があったら将来のことだから「終価」、「当初の元金」なら現在のことだから「現価」というふうに判断します。したがって「終価指数」「現価指数」の問題ならここでかたが付きます。
 この問題ではさらに「毎年の積立…」や「~年間受け取る」の条件が付けられていますから、「年金~指数」の扱いになります。 


 毎年の金額
・減債基金指数…積立
・資本回収指数…受取


 基金は「貯める」金額、回収は「手元に集める」金額というイメージで暗記整理してください。減債とか資本の部分は記憶を引き出す際に邪魔なので一切無視してください。


(ア)1,500万円×0.0372(減債基金係数)=558,000
(イ)200万円×8.5302(年金現価係数)=17,060,400

正解:1.


 この回の検定では、学科、実技両方に係数に関する出題があったことになります。実技では必出ということを考えると、点が取りやすい試験だったと言えます。なお、本問題の「1,500万円」や「558,000」というふうに数字の表記が混在することに備えて、電卓は表示切り替えができるものを準備するとケアレスミスを防ぐことができます。できることは全てやっておくことも大切です。

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by fp2-kojiro | 2018-01-07 18:50 | 過去問のツボ押し | Comments(0)
2018年 01月 03日

ライフジャイロ(41)~家計の見直しはきっかけ作りから~

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 新しい年を迎えて間もない今、心機一転家計を見直すよいタイミングです。普段何とかなっているようでも、案外危ない橋を渡っている場合もあります。また、ちょっとしたことでお金の流れが変わることもあるかもしれません。できることはできる限りやっておく。その対価は必ず手元に返ってくる。世の中はそのようにできていると思います。
 しかしながら、どうやって見直すか迷うところです。最近ではこういった類いの話に触れる機会が多くなりましたが、ほとんどの場合は「見直したいけど何から手を付けてよいのかわからない」というのが実情のようです。
 最初から完璧な計画を目指してしまうと、一気に現実が見えすぎて息が続きません。誰もがやりくり上手なわけではないのですから、まずは黒字決算へのきっかけを作るつもりでいいのです。

 家計改善への基礎…年間固定費を12で割る

 こうやって提案すると拍子抜けするかもしれませんが、本当に実践している方は案外少ないようです。やり方は極めて簡単。引き落としの通帳か、クレジットカードの明細書を1年分用意し、費用項目ごとに総合計し12で割るだけです。こうすることで月平均の必要金額を数字ではっきり把握することができ、「今月のガス代が高かったから」「エアコンをたくさん使ったので電気代がすごいから」といった理由で月の家計を歪めることがなくなります。多くの場合、こういった無駄な動きがきっかけでどこかに無理が出てきて、詰まるところボーナスや貯金で補う結果となってしまうものです。また、「月々の〇〇費が安くなる」といったインフラ業者からの提案にも、正確に対応検討することもできます。そして各項目の数字が出揃ってそれを合計すれば、一月の絶対必要固定費が決まります。これで自身の経済スケールが明白になったのですから、あとは支出がどこまで許されるか、貯蓄額はどれくらいにすればよいのかなどを考えるのは容易になります。
 きっかけさえ掴めば、いろいろなことが少しずつ動き出すものです。この「少しずつ」というのがとても大切です。当然ながら半年くらいでは家計改善の実感はわかないかもしれません。ですがやってみなければいつまで経っても状況は変わりません。

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by fp2-kojiro | 2018-01-03 12:14 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)