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2018年 04月 28日

過去問のツボ押し~法人契約の生命保険(養老保険、個人年金保険)~

2017年5月2級学科試験より
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 法人契約の養老保険と個人年金保険の経理処理のちがいを問うものです。今回のように問題文2.と3.で後半部分が同一表現で結ばれている場合、そのどちらかが正解であることが多いので、他の問題文以上にていねいに読み込むことが大切です。



養老保険は生死混合タイプの保険ですから、2通りの保険金の受け取りパターンがあります。法人が保険金を受けとれば法人の「資産」になり、役員及び従業員の死亡によってその遺族が保険金を受けとれば、法人側からすると役員、従業員への福利厚生にあたるので損金(経費)になると理解します。その割合が1/2ずつなので「ハーフタックスプラン」と呼ばれます。



養老保険死亡保険金が契約期間中常に一定なのに対し、個人年金保険は死亡時には積み立てられた保険料分しか支払われません。したがって、支払われる死亡保険金の差から上記のような割合になるのだと理解してください。


 なお、問題文1.は法人契約生命保険の基本的な考えに則したもの、問題文4.は「逓増…」とありますが、定期保険の経理処理について述べたものです。詳細は『過去問のツボ押し~法人契約の生命保険(基本的な考え)~』を参照してください。

(正解:2.<2分の1→10分の9>)

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by fp2-kojiro | 2018-04-28 10:55 | 過去問のツボ押し | Comments(0)
2018年 04月 26日

過去問のツボ押し~法人契約の生命保険(基本的な考え)~

2018年1月2級学科試験より
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 法人契約による生命保険については、保険料の経理上の扱いに関する知識が出題の主対象です。したがって、その基本的な考え方を理解することから始まります。まずはこれをしっかりおさえましょう。


 ・定期保険の保険料 → 「損金」(経費)として算入


定期保険には貯蓄性がないため、保険料は「掛け捨て」になります。法人側にはお金が残らないわけですから、経費として扱うのが妥当ということです。


 ・養老保険、終身保険、年金保険 → 「資産」として算入


上記3つの保険にはは、まとまった解約返戻金があるという共通点があります。すなわち「貯蓄性」があるということです。したがって法人側にお金が残るならそれは経費ではなく「資産」とするのが必然だということです。


 今回の問題では、1.~3.についてはすべて「…保険料は、その全額を資産に計上する。」で結ばれています。そのうち2.は「…(無配当保険)…」、つまり解約時の返戻金がないことが示されていますから、その保険料は「資産」ではなく「経費」になるので「最も不適切なもの」として正解となります。(正解:2.<資産→損金>)


 この問題は基本的な知識だけで解答できるごく易しいものですが、通常は4.に出てくるようなややこしい内容も出題の主役になるのがこの分野の出題の特徴です。



 一定の要件を満たした法人契約の長期定期保険には、前半6割の期間に支払う保険料は、上図に示すとおり損金算入と資産計上とに分けて経理処理することができます。本問題の4.はここの内容を述べているものです。さらに後半4ヵ月は、前半の資産分を取り崩して保険料に充て、損金算入(経費)するという、一般の定期保険とは異なる取り扱いが行われることも知っておいてください。

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by fp2-kojiro | 2018-04-26 23:24 | 過去問のツボ押し | Comments(0)
2018年 04月 24日

過去問のツボ押し~不動産広告~

2017年9月2級実技試験(資産設計提案業務)より
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 不動産広告を用いた出題は、本問題のように正誤形式によるものが主流です。また一般的な基本テキストには載っていない内容も平気で登場するのも特徴です。ですが押さえるべき基本的な部分は存在し、出題ポイントもある程度絞ることが可能です。受験者の誰もが知っている部分は確実に正解し、細かい部分にはある程度目をつぶって致命傷を回避するようにしましょう。全問正解できなくても、「打率5割」があれば他の部分で挽回可能なポジションをキープできるはずです。

不動産広告の基本事項


この3つをしっかり覚えてください。例えば、(ア)の「道路距離」は、80m×3分=240mになるので、「240m…」の部分は誤りとなります。


 この手の問題であれば、この中から2~3項目が必ず出題されます。残りの部分は常識的に判断すればある程度正解に持ち込めるものが多いです。上の(イ)は、専有部分以外のリフォームはできないことから誤りなのですが、「管理組合に無断で」という強い表現から考えると許されないと判断できます。ただ問題としては細かい内容なので仮に不正解だったとしても、基本的な部分をきちんと解答していれば大した不利にはならないでしょう。


 (正解:(ア)×  (イ)×  (ウ)×  (エ)◯ )

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by fp2-kojiro | 2018-04-24 21:01 | 過去問のツボ押し | Comments(0)
2018年 04月 21日

過去問のツボ押し~贈与税額の計算(配偶者控除)~

2017年9月2級実技試験(資産設計)より
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 贈与税の配偶者控除に関する計算問題では、チェックポイントは2つです。

 
 ・控除額は2,000万円
 暦年控除110万円を併用


限られた時間の中で次から次へと処理しなければならない2級実技試験では、思わぬ所で落とし穴にはまるものです。問題文中の「納付すべき贈与税額が最も少なくなるように計算すること」の既述は、『暦年控除110万円を加えなさい』ということを間接的に指示しています。問題文をしっかり読まずに該当する控除額(ここでは配偶者控除)だけを思い出して安心してしまうと、暦年控除額の110万円をつい忘れがちです。しかも解答には110万円を加えていない額が書かれているとますます気づきにくいため、せっかくの得点のチャンスを逃す結果となります。贈与税の問題では、「相続時精算課税制度」を適用していなければ暦年控除110万円を併用すると考えて構いません。

(1)課税価格を計算する。
   2,700万円(居住用財産)-2,000万円(配偶者控除)-110万円(暦年控除)=590万円


(2)配偶者からの贈与(一般贈与財産」)なので、贈与税の速算表(ロ)を適用する。
   590万円×0.3-65万円=112万円

 
 (正解:3.)


 なお、最近では贈与税額の計算問題は相続時精算課税制度を絡めた特例贈与財産に関する出題が圧倒的に多いですが、出題されない場合はこの配偶者控除を適用する計算問題が代用される傾向にあります。学科実技を問わず好んで出題される部分ですから、「FP試験<ツボ38>贈与税の控除②~配偶者間の贈与~ 」も参照していただけると準備は万全になる思います。

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by fp2-kojiro | 2018-04-21 14:21 | 過去問のツボ押し | Comments(0)
2018年 04月 14日

過去問のツボ押し~贈与税額の計算(特例贈与財産)~

2018年1月2級実技試験(資産設計)より
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 贈与税額の計算問題は、2015年以降、一定の要件を満たす「特例贈与財産」にかかる贈与税に対しては、特例贈与財産以外の一般贈与財産にかかる贈与税とは異なる税率が適用されたのに伴い、ほぼ毎回実技試験(資産設計)に登場するようになりました。あくまでも贈与税の基本を問うものですから、正しいプロセスで解くことに慣れれば得点確約問題となります。


(1)「暦年課税」と「相続時精算課税制度」に整理する。
・暦年課税…年間110万円の基礎控除を適用する
・相続時精算課税制度…2,500万円まで非課税、超過分は一律20%課税


 贈与税を算出する場合の基礎控除は年間110万円(暦年課税)ですが、「相続時精算課税制度」をいったん選択すると、暦年課税には戻れません。また、受贈者は各贈与者に対して上記のどちらかを選択することができます(詳細は「FP試験<ツボ38>贈与税の控除③~親から子への贈与~」を参照 )。


 父親分の課税価格…相続時精算課税制度
1,000万円+1,800万円-2,500万円=300万円・・・①

叔父分の課税価格…暦年課税
500万円-110万円=390万円・・・②


(2)税額を算出する
①父親からの贈与分は相続時精算課税制度により超過分は一律20%なので
300万円×0.260万円・・・①’

②暦年課税ですが、叔父は直系尊属ではないので通常の速算表(ロ)「300万円超400万円以下」で計算します。
390万円×0.2-25万円53万円・・・②’


∴①’+②’=113万円 (1,130,000円)  (正解:3.)


 今回の問題では「叔父」が直系尊属なのかどうかを判断する部分を加えた、いわゆるひねった出題となっています。直系尊属とは父母、祖父母、祖祖父母等であり、叔父叔母といった家系図で父母から横に逸れる親族(傍系親族)は特別贈与財産の要件から除外されます。

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by fp2-kojiro | 2018-04-14 12:32 | 過去問のツボ押し | Comments(0)
2018年 04月 11日

謝食道(43)酒井亭~岐阜県大垣市~

 季節外れの暑い日が続く中、各地で桜の花も早々に満開を迎える今年の春先。その日の大垣公園も例外ではなかった。やさしい風に乗って散り始めた薄紅色の花びらがぱらりと舞う中をとぼとぼ歩き、出口から道向こうに渡って昼食場所を探していると、「酒井亭」に出くわした。路地裏にある格子窓に暖簾の店構え。こういう雰囲気は否が応でも期待してしまう。京風の上品な出汁のかけそばに上手に炊かれたにしんがちんまりと沈んでいる「にしんそば」は、お互いを邪魔することなくいい塩梅に仕上げられていた。

 戌卯月某日 「酒井亭」(岐阜県大垣市御殿町1-52)
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by fp2-kojiro | 2018-04-11 18:39 | Comments(0)
2018年 04月 07日

過去問のツボ押し~宅地建物取引業法~

2018年1月2級学科試験より
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 宅地建物取引業法での問題では、宅地建物取引主任者の独占業務がまず基本です。宅地建物取引業を行う場合、その事務所には従業員5人に対して1人以上の専任の宅地建物取引主任者を置くことが義務づけられているため、問題文に「宅地建物取引業者が…」とあれば、主任者が行うものと見なしてよいです。


 宅地建物取引業主任者の独占業務
重要事項説明
重要事項説明への記名捺印
・契約への記名捺印 


出題時は「面を交付」などと言い換えることがありますが、重要事項書への記名捺印のことをさしていると思ってください。ただこの部分をいじって出題することは極めて希です。独占業務は「契約」に行うことになっていて、この部分を問題文3.のように「遅滞なく」とか、「締結後」等にに置き換えて誤答を作成してきます。まずはここを押さえましょう。


 媒介契約の有効期間
・一般媒介契約…なし
・専任媒介契約、専属媒介契約…3ヵ月以内

 赤字の「3ヵ月」を超えることはできず、これより長い期間を定めたときは、無効になるのではなく、3ヵ月になるという点が大切です。契約期間は3ヵ月が上限と覚えておいてください。


 賃貸の媒介報酬
 賃貸の1ヵ月分+消費税


 問題文4.のようにここを「2ヵ月」に書き換える設問が目立ちます。


 宅地・建物の売買契約
 手付金…売買代金の20%まで


 回によって「10分の2」「2割」などの表現変更がなされます。

 
 宅地建物取引業法に関する出題については、上記の4項目が必出頻出箇所です。良問ですから繰り返し練習して確実に定着させてください。

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by fp2-kojiro | 2018-04-07 21:22 | 過去問のツボ押し | Comments(0)
2018年 04月 04日

謝食道(42)楽縁~滋賀県彦根市~

 JR彦根駅西口から降り立つと、静かで落ち着いた町並みが目の前にあった。人混みをかき分ける煩わしさもなく、のんびり町中をぶらつくこと数分。線路沿いの「楽縁」に入った。600円の豚骨煮干しラーメンの食券を渡し、しばらくするとやや小ぶりの丼が目の前に現れた。トッピングの青ネギを箸でていねいに散りばめてから蓮華でそっとスープをすすると、魚介系の風味が豚骨ベースの味に上手に乗って口の中で広がった。二つの動物系の味がぶつかり合わない絶妙の味のバランスは、他ではあまりお目にかかれないだろう。

 戌弥生某日 「楽縁」(滋賀県彦根市古沢町641-9)
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by fp2-kojiro | 2018-04-04 22:29 | Comments(0)
2018年 04月 01日

ライフジャイロ(46)~プリペイド型クレカで支出のリサイクル~

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 前回の家族Bは、クレジット決済することにより、クレジットカード会社から支払額10万円の1%分をポイントの形で受けとることができました。

 クレジットカードのポイントといえば、一昔まではある程度貯まらないと使い物にならなかったため、クレジット決済自体のメリットが感じられませんでした。しかし最近ではプリペイド型クレジットカードの登場により、獲得したポイントをプリペイドのチャージとして使うことが可能になりました

 プリペイド型クレジットカードは文字通りチャージすることで利用できるものです。これにより使いすぎを防いだり、普段カード決済をしない人が海外旅行などで一時的にカード決済を利用するときに役立つ他、メインカードのポイントをチャージすることで、ポイント分を新たにクレジット決済できるようになります。つまり、ある程度貯まるのを待たなくてもすぐに利用できる優れたサービスといえます。これにより、クレジットカード決済でのお得分を目に見える形にすることにつながります。

 10万円の1%分を、同じ系列のプリペイド型クレジットカードに1,000円分としてチャージしました。これで、クレジット決済可能な店舗で1,000円分の買い物ができます。

 チャージしたプリペイド型クレジットカードを使って生活に必要な買い物をしました。ここで大前提を振り返ります。


 生活に絶対必要なもの…手元のお金を出して手に入れる


生活に必要な1,000円の買い物をしたにもかかわらず、家族Bの支出は0円です。大前提からすれば1,000円が支出されるところを、チャージ分によって支出しなくてよくなったことになります。つまり本来必ず出て行くはずだったその1,000円は今や家族Bの手元にあります。家族Bの家計は手数料なしでプラス1,000円が計上されました。ということは、最初の10万円の支出から1,000円を無理なく見える形で節約したということになります。いわば「支出のリサイクル」と言えるものです。元はといえば自分のお金ですが、お金が増えたような気になることでささやかながらも豊かさを感じることができる、まさに自分で自分をだますスマートな節約のスタイルと言えます。


 計上されたお金の使い方は自由です。休みの日にちょっと高めのランチを食べに行ってもいいですし、一年間貯蓄しておいて年末に一人決算報告をするのも楽しいものです。またクレジット決済の範囲を拡げれば、その分残るお金も増えていきます。ただし大切なことは生活に絶対に必要なものについてクレジットカードを使うことです。カードの利便性に乗じてだらだらと無駄遣いをしては意味がありません。クレジットカードの使い方をコントロールする方法については「クレジットカード(3)~活用のシステム~」を参考にしていただけると幸いです。

 たかが1,000円の節約とはいえ、今や1,000円の利息を得るには何十万円のお金と1年程度の時間が必要なことを考えれば、プリペイドカードを上手に活用するだけで巷の金融商品を後塵に拝する効率のよい運用が可能になるということです。

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by fp2-kojiro | 2018-04-01 22:59 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)