2019年 12月 01日
2017年9月2級学科試験より ![]() ・保険料全額が控除対象で最高5万円(住民税は2万5千円) ・火災保険は控除対象外 以前は火災保険を含めた損害保険料控除がありましたが、2006年の税制改正により、火災保険は対象から外れ地震保険料控除となりました。地震保険は単独で加入することはできないため、年末調整または確定申告において必ずこの知識が必要になります。当然ここが基本です。ここがあやふやだと、実際の場で正しく判断することができません。 また、保険料については一括で支払った場合、「一括払保険料÷保険期間(年)」で毎年の控除額を算出することになっています。問題文4.はそのことに関するものです。 問題文1.についてですが、店舗を含む住宅の場合は、居住用部分の部分に当たる保険料が対象となります。生活居住空間の補償によるものと考えられます。なお、居住用部分が90%以上の場合は保険料全額が控除対象となります。 (正解:1.) カテゴリーTOPに戻る コンテンツに戻る ▲
by fp2-kojiro
| 2019-12-01 15:56
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2019年 10月 05日
2017年9月2級実技試験(資産設計提案業務)より ![]() 傷害保険は原則「ケガ」に対する補償です。さらにそのケガは突発的なものでなければ対象外となります。”FP試験<急所13>普通傷害保険”では、支払対象外をNGワードとして列挙しましたが、その中の「靴ずれ」や「しもやけ」が対象外の代表です。どちらも急に負傷したケガではないからです。(ア)は「転倒し… 」 とありますから急に起こったケガとして補償されます。 (ウ)の「海外旅行傷害保険」は、「旅行中」で起こるであろうトラブルを補償するものです。「食中毒」はケガではないので普通傷害保険では対象外でも、慣れない場所での思いがけない健康被害として支払い対象に含まれるのはそのためです。 賠償保険は過失による「他人」への補償が基本です。(イ)は自動車保険の対物賠償保険ですが、被害者が身内のため支払い対象外になります。ただし、自動車損害賠償責任保険(自賠責)からは、被害者救済の観点から身内の傷害でも保険金が支払われます。 (エ)は一見すると他人のものを誤って(過失で)壊した状況から支払い対象のようですが、保険の世界では「友人から借りた」という時点で、借りた側の管理下であると考えます。つまり自分の持ち物を壊して保険を使って新しいものに換えるといったことと同じなので、補償の対象外ということです。一方で友人が携帯していたデジタルカメラにぶつかるなどして損害を与えてしまった場合は支払い対象となるわけです。 <正解:(ア)〇 (イ)× (ウ)〇 (エ)×> 今回の問題には、各級の学科実技を問わずこの手の出題に好んで扱われるポイントが多く含まれています。最小の力で最大の学習効果を得てください。 カテゴリーTOPに戻る コンテンツに戻る ▲
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| 2019-10-05 16:21
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2019年 05月 11日
2018年9月2級学科試験より ![]() ・加入者の同意 ・告知義務 ・保険料の支払い 生命保険はこの3つすべてがそろって初めて契約への運びとなり、一つでも欠ければどんな保険でも成り立たないのは自明の理です。大前提の基本事項ですが、まず問題文1.は適切な内容として解答から除外できます。 次に団体定期保険のメリットについて整理します。団体で加入することで一度に多くの保険料を集めることができるため、保険会社もそれなりのサービスを提供できるという点が大きな特徴です。 ・(個人契約に比べて)保険料が安い。 ・(職場での健康診断実施があるため)簡単な告知でよい。 ・(保険期間が1年なので)1年ごとに保証を見直すことができる。 そして今回の問題は、2種類の団体定期保険について出題されています。この機会にこちらの区別もしておきましょう。 総合福祉団体定期保険(Aグループ保険) ・原則全員加入 ・保険料は会社が負担(経費=損金) ・保険金の上限は会社で設定 大まかに見ると、退職金制度の範囲内で会社が万一の面倒を見るといったイメージです。ただ、この総合福祉団体定期保険では、会社が以下の特約をつけることができます。この特約が問題を解く上でとても重要なポイントになりますからしっかり覚えてください。 ヒューマン・ヴァリュー特約 従業員の死亡等による企業の経済的損失に備える特約 災害総合保障特約 従業員が不慮の事故で所定の障害状態になった場合に給付金を受け取る特約 他に「疾病入院特約」というものもありますが、なんと言っても大切なのは「ヒューマン・ヴァリュー特約」です。どの特約も会社が万一に備えるため、受取人は必ず会社側です。問題文2.は適切な内容ですから除外されます。 団体定期保険(Bグループ保険) ・加入は任意 ・保険料は加入者が負担(一般的に天引き) ・保険金は各自で選択設定 安い保険料の定期保険を従業員に向けて募集するのがこの団体定期保険です。最初に書いた団体保険のメリットを含みつつ、個人契約の保険とおなじ手続きを踏む保険だと考えるとわかりやすいでしょう。したがって問題文3.は適切な内容であることから解答除外となります。 問題文4.は、団体定期保険の記述に、総合福祉団体定期保険の特色を組み込んだ内容だったということになります。 (正解:4.) カテゴリーTOPに戻る コンテンツに戻る ▲
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| 2019-05-11 16:46
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2019年 02月 10日
2019年1月2級学科試験より ![]() 保険の課税に関する問題は、主に生命保険を対象とすることが多いですが、本問題は損害保険と課税との関係を扱うものとなっています。しかしながら、課税に関する基本的な考え方はいずれも差異はなく、新たな知識は必要ありません。
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| 2019-02-10 14:44
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2018年 10月 06日
2018年5月2級学科試験より ![]() 自動車の任意保険に関する基礎事項がすべて含まれる良問です。この中で最も重要なのが、「人身傷害補償保険」の扱いです。
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| 2018-10-06 14:55
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2018年 09月 01日
2018年1月2級学科試験より ![]() 本問題で「低解約返戻金型終身保険」と「収入保障保険」について是非しっかりおさえておいてください。 低解約返戻金型終身保険 終身保険は、解約時の返戻金が多く、貯蓄性の高い商品です。そのため保険金に対して保険料が割高になるというのがデメリットでしたが、それを補完したものが「低解約返戻金型終身保険」です。 保険料を払っている間の解約返戻金の額を抑えることで、通常の終身保険よりも保険料を値下げることができる仕組みとなっています。ただし、保険料払込完了以後は、解約返戻金の程度はほぼ同じになるという点をしっかり記憶しておいてください。同時に、イメージ図もしっかり把握して理解を深めておくと、いろいろな出題に対応することができます。 収入保障保険 契約者の死亡後の「収入」を「保障」するものですから、保険金が徐々に減っていく逓減型定期保険で、「三角の保険」とも呼ばれることがあります。また、死亡保険金は年金形式で受け取るところに特徴がありますが、一時金で受け取ることも可能です。ここが大切です。 (収入保障保険の比較例) 収入保障保険に関するツボ ・保険料を一時金で受け取ることもできる。 ・一時金で受け取った場合、年金形式に比べて保険金は安くなる。 問題文3.は、いわゆるヒッカケ問題の典型で、定期保険をはじめとする一般的な生命保険は、告知や医師の審査は契約時には必要ですが、それ以後あらたに必要となることはありません。更新時に告知等が必要になるのは、健康状態によってリスクに影響する医療保険等です。 問題文1.の「無選択型…」とは、告知や医師の診査を必要としない保険のことで、健康状態にかかわらず誰でも契約できるところに特徴があります。ただし、その分保険料が割高になったり、保険金を低く設定されてしまう等のデメリットも併せ持っています。 問題演習では正解に注目が行きがちですが、問題文に書かれた内容を効果的に把握することが大切です。やみくもに多くの問題に当たることが必ずしも解答力につながるわけではありません。 ▲
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| 2018-09-01 18:02
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2018年 05月 08日
2017年1月2級学科試験より ![]() 個人年金の税制に関する出題には、「保険料控除」「年金の課税」「死亡給付」の3つについて知っておけば事足りるでしょう。
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| 2018-05-08 18:24
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2018年 05月 05日
2017年1月2級学科試験より ![]() 個人年金保険は、年金の受け取り方によって契約のスタイルが分類されています。一つ一つを見ていくのではなく、相対するキーワードを押さえながら区別することによって理解が深まり、確実な暗記につながります。
問題文2. 問題文3.
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by fp2-kojiro
| 2018-05-05 08:23
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2018年 03月 21日
2017年9月2級実技試験試験(資産設計提案業務)より ![]()
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| 2018-03-21 13:03
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2018年 02月 04日
2017年5月2級学科試験より ![]() 「所得補償保険」が主役となる出題はほとんどありませんが、保険に関する出題の解答肢としてよく登場します。
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by fp2-kojiro
| 2018-02-04 22:46
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