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2018年 09月 24日

ライフジャイロ(49)~保険料の「原価」はいくらなのか~

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 よく「保険に入る」という言い方をしますが、契約する保険はあくまで「商品」です。世の中で売買される商品には原価があり、そこに儲けを上乗せされているように、保険会社が販売する各種保険にも原価と儲けが含まれています。定食屋さんの「牛カルビ定食」が「豚バラ定食」よりも高いと分かるのは、牛肉が豚肉より高いということを知っているからです。同じように保険商品の価格に当たる保険料も、およその原価を知っておくと今までブラックボックスのようだった保険の仕組みが分かり、誰かの言われるがままに決めてしまいがちな保険の契約に自信が持てるようになります。


 例えば、ある程度の年齢になるとよく勧められるのが「定期保険」ですが、簡単な計算でだいたいの原価をつかむことはできます。


 A社の定期保険契約例
 ・契約年齢:30歳(男性)
 ・保険期間(払込期間):10年
 ・保険金額:1,000万円(特約なし)
 ・保険料:1,910円 /月


まず保険料1,910円を月々10年間払い込む場合の総額は


 1,910円×12ヵ月×10年=229,200円


一方、厚生労働省が毎年発表する「簡易生命表(平成28年)」によれば、30歳男性が10年後に死亡する確率(40歳での死亡率)は0.98%。約100人に1人というこの数字をもとに、保険金額(死亡時に支払われる金額)1,000万円を考えると


 1,000万円×0.98%=98,000円


計算上は死亡保険金を準備するのに1契約あたり98,000円あれば足りることになります。概算ながらつまりこれが保険料の原価に当たります。そして既述の10年間の払込総額を差し引くと


 229,200円(払込総額)-98,000円=131,200円


が保険会社の儲けになる仕組みです。つまり毎月支払う保険料の約60%はすでに会社の財布に入っていることになります。実際はアクチュアリーと呼ばれる確率統計のプロが算出する数字が基礎となっているので正確な数字は私たちの知るところではありませんが、近い数字はこのように誰でも知ることができます。 


 自分が支払っている保険料が妥当なのかについてはっきり認識している方はまずいないでしょう。なぜならほとんどの場合、セールスの説明に沿って表面的な値段と自分の懐とを比較しながらその場の雰囲気で契約しているからだと思います。しかしこれはある程度しかたのないこととです。大人になるまでに保険の仕組みについて学ぶ場はまずないのに、いざ必要な年齢になって決断を迫られるわけですから、目の前にいるセールスの説明をたよりに何となく決めていくしかありません。多くの人はそうです。しかし今回の話のように、目の前に提示される保険商品の保険料と保険金額の仕組みをおおよそ把握しているとすればどうでしょう。きっと他力本願に流されることなく、自信をもって「よその商品も見てみたい」と言うことができるはずです。


 保険は人生において2番目に大きな買い物と言われることがあります。私見としては些か大げさな言い方だとは思いますが、人生のリスクに対しては絶対必要なのは間違いないでしょう。しかしながら、その全てを他人の言われるままに決めてしまうのは少しもったいないのではないでしょうか。自身が汗水垂らして得た大切なお金から支払うのですから。少しでも自分で決める部分があってこそ、本当の意味での安心が得られるはずです。

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by fp2-kojiro | 2018-09-24 17:04 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2018年 09月 08日

ライフジャイロ(48)~ 1円をバカにしないことのメリット~

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 たとえば、給料が支給され、自分の財布の中身に3万円入っていたとしましょう。そのときある同僚から「飲み会をやろう。会費は1万円」と言われたら…。ほとんどの人は返事に躊躇するはずです。あるいは即答でその誘いを断っても必然と言えます。一晩の宴会に1万円はちょっと高過ぎだと考えるとともに、3万円のうちの1万円は非常にリスキーな額だと感じるのが普通だからです。


 一方、214万円の車を購入しようとしたとして、その際にいろいろなオプションを付けた結果見積額が215万円になったとしても、多くの場合契約に躊躇する割合はぐっと減るのではないでしょうか。「何年かに一度の買い物だし、1万円くらいなら大差はない」と判断すること自体自然な流れです。


 さて、二つの話はどちらも「1万円」のお話ですが、明らかなちがいがあります。それは1万円の価値感。人は持っている金額が大きくなればなるほど小さな金額を軽視するようになると言われています。それが既述の例です。これは欲ある人間にとってある程度しかたのない感情なのかもしれませんが、そのままにしておくと気づかないうちに浪費につながることになります。


 宝くじ等で大金を掴んだ人の多くが浪費に走り、自己破産に追い込まれるといったことをよく耳にします。また、アメリカプロバスケットボールで活躍した選手のうち、約60%は自己破産を経験している調査結果もあります。手持ちの金額が大きく、しかも短期間に得た場合は、それまで貴重だったものがそれほど気にならなくなるのに多くの時間を要しないというわけです。


 一般的な買い物で例えば2千円程度をやりとりする際、1円単位は2千円と比べれば脇役以下の金額です。ですが200万ちょっとの車を買うときにさほど気にならなかった1万円と同じ存在です。「分母」が大きくなればなるほど気になる金額である「分子」も大きくなる。つまり普段の生活の中にも、浪費への道はあちこちにあるということです。


 あちこちで浪費を助長するといわれるカード決済の代金も、給与口座と同じにしておくと便利ですが、自分がいくら使ったのか掴みにくく、引き落とし額におののくという結果になりがちです。できたら決済引落用の口座を別に作り、そこに必要な金額だけ入れるように習慣づけるようにしましょう(「クレジットカード(3)~活用の基本システム~」を参照)。使った金額を把握しやすくなり、お金にブレーキをかけやすくなります。また、おおざっぱに何千円、何万円ではなく、1円単位で必要な額だけ預入れるようにしてください。1円の存在を大切にする意識が芽生えます。やがては無駄遣いは減り、徐々にお金が残るようになるものです。何かでお金を増やそうとする前に、まずは足下の1円から整理してみることです。

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by fp2-kojiro | 2018-09-08 15:23 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2018年 06月 03日

ライフジャイロ(47)~相続税の実際~

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 2015年に相続税の改正が行われたとき、テレビのニュースをはじめとするマスコミはこぞって「あなたの家族も相続税の対象になるかもしれません」のような報道をしていました。上辺だけ見た人にとっては何か不安をあおられる内容だったためか、周りには誤った理解をされている方が未だに多く見受けられます。しかしながら、税制をきちんと理解していれば根も葉もない噂に振り回されることはありません。

 相続税の課税率・・・約8%

生命保険文化センターの調査によれば、改正があった2015年以降相続税を納めた人の割合(課税率)は約8%。つまり約10人中9人までの人は相続税納付とは縁がなかったことになります。

 相続税の基礎控除
  3,000万円+(法定相続人の数×600万円)

例えば相続人が配偶者子2人という平均的な遺族形態では、
 
  3,000万円+(3人×600万円)=4,800万円

この場合単純に考えると、遺産の合計が4,800万円以下であれば、相続税を支払う必要はありません。また税務署への申告も不要です。通常相続財産で幅をきかすのは不動産ですが、一般的な宅地であれば評価額を80%減額してくれる制度(小規模宅地等の評価減の特例)も用意されているため、課税対象の財産合計額が4,000万円を超えることはそう頻繁には起こらないのがお分かりいただけると思います。加えて被相続人(死亡された親族)に債務(借金等)があったり、葬儀にかかった費用については遺産総額から控除してくれるので、さらに課税対象から遠のきます。

 生命保険金については、被相続人の死亡によって生まれるお金のため本来の相続財産ではありませんが、相続税を計算する上で「みなし相続財産」として加えられます。ですがこれには「法定相続人の数×500万円」の非課税限度額が認められており、上記の例で言えば「3人×500万円=1,500万円」分負けてもらえます。

 他にも死亡退職金や弔慰金にも非課税額があったり、相続税が発生しても様々な税額控除(相続税が確定してから控除されるもの)も用意されていますから、多額の相続税を課されること自体限られた出来事だと言えます。

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by fp2-kojiro | 2018-06-03 12:21 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2018年 04月 01日

ライフジャイロ(46)~プリペイド型クレカで支出のリサイクル~

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 前回の家族Bは、クレジット決済することにより、クレジットカード会社から支払額10万円の1%分をポイントの形で受けとることができました。

 クレジットカードのポイントといえば、一昔まではある程度貯まらないと使い物にならなかったため、クレジット決済自体のメリットが感じられませんでした。しかし最近ではプリペイド型クレジットカードの登場により、獲得したポイントをプリペイドのチャージとして使うことが可能になりました

 プリペイド型クレジットカードは文字通りチャージすることで利用できるものです。これにより使いすぎを防いだり、普段カード決済をしない人が海外旅行などで一時的にカード決済を利用するときに役立つ他、メインカードのポイントをチャージすることで、ポイント分を新たにクレジット決済できるようになります。つまり、ある程度貯まるのを待たなくてもすぐに利用できる優れたサービスといえます。これにより、クレジットカード決済でのお得分を目に見える形にすることにつながります。

 10万円の1%分を、同じ系列のプリペイド型クレジットカードに1,000円分としてチャージしました。これで、クレジット決済可能な店舗で1,000円分の買い物ができます。

 チャージしたプリペイド型クレジットカードを使って生活に必要な買い物をしました。ここで大前提を振り返ります。


 生活に絶対必要なもの…手元のお金を出して手に入れる


生活に必要な1,000円の買い物をしたにもかかわらず、家族Bの支出は0円です。大前提からすれば1,000円が支出されるところを、チャージ分によって支出しなくてよくなったことになります。つまり本来必ず出て行くはずだったその1,000円は今や家族Bの手元にあります。家族Bの家計は手数料なしでプラス1,000円が計上されました。ということは、最初の10万円の支出から1,000円を無理なく見える形で節約したということになります。いわば「支出のリサイクル」と言えるものです。元はといえば自分のお金ですが、お金が増えたような気になることでささやかながらも豊かさを感じることができる、まさに自分で自分をだますスマートな節約のスタイルと言えます。


 計上されたお金の使い方は自由です。休みの日にちょっと高めのランチを食べに行ってもいいですし、一年間貯蓄しておいて年末に一人決算報告をするのも楽しいものです。またクレジット決済の範囲を拡げれば、その分残るお金も増えていきます。ただし大切なことは生活に絶対に必要なものについてクレジットカードを使うことです。カードの利便性に乗じてだらだらと無駄遣いをしては意味がありません。クレジットカードの使い方をコントロールする方法については「クレジットカード(3)~活用のシステム~」を参考にしていただけると幸いです。

 たかが1,000円の節約とはいえ、今や1,000円の利息を得るには何十万円のお金と1年程度の時間が必要なことを考えれば、プリペイドカードを上手に活用するだけで巷の金融商品を後塵に拝する効率のよい運用が可能になるということです。

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by fp2-kojiro | 2018-04-01 22:59 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2018年 03月 30日

ライフジャイロ(45)~支出の分かれ道~

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 支出は「生活に絶対必要なものを手元のお金を出して手に入れる」が大前提ですが、出されるお金の方向を変えることで、同じ金額のお金でもその中身がちがってきます。


 家族Bは、生活費10万円の支出にクレジットカードを使うことで、まずは手元に10万円が残ることになりました。



 翌月のクレジットカード会社からの引き落としに備え、家族Bは手元の10万円指定口座に入金しなければなりません。これで手持ちのお金は0円。つまり現金を使ったのと同じことになります。ただ支払い先はお店などではなく、銀行だということです。これでお金の流れの方向が変わりました。



 クレジット会社は家族Bの指定口座から10万円を回収し、カード決済された店等に代金を支払います。


 カード決済先は、手数料としてクレジットカード会社に5%程度支払うのが一般的です。ここでは分かりやすくするため手数料を5千円とすると、クレジットカード会社は5千円の利益を得たことになります。



 無事決済が終わると、クレジットカード会社は顧客である家族Bに手数料の一部をポイントとして還元します。ここまでが通常のカード決済による支出です。ただしこの段階では、まだ支出を減らしたことには至っていません。さらに一手間加えることで支出した10万円の一部が現金で還元されることになります。(次稿に続く)

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by fp2-kojiro | 2018-03-30 11:26 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2018年 03月 27日

ライフジャイロ(44)~支出の大前提~

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 支出をコントロールすることで重要なのは、なるべく長続きできる方法を考えることです。涙ぐましい節約や泣く泣く何かを手放すといったやり方をとらなくても、今まで見逃してきたお金を拾うことでまとまったお金が残ります。特に今までいい加減にやってきた人ほど、この効果を実感できるはずです。


 まずごく当たり前のことから確認します。


 生活に絶対必要なもの…手元のお金を出して手に入れる


小学生でも分かることですが、これを大前提とします。


 話は変わり、総務省「家計調査年報」/2016年によれば、一月の一般的な生活に必要な食費や光熱費を合算するとおよそ10万円です。ここでは話を分かりやすくするため、この10万円を一つの支出先として仮定します。
 先ほどの大前提のとおり、10万円を収入から現金で支払うとします。支出元は仮に「家族A」としましょう。ちなみに光熱費などは金融機関での引き落としも現金払いと見なします。

10万円支払ったわけですから手持ちのお金は当然0円。生活上の取引はここで終了です。お財布の中のお金であれ、銀行に入っているお金であれ、現金で支払った場合は手の付けようがありません。手を付けるとすれば来月分の費用のどこかを節約するくらいです。無駄遣いは当然許されませんが反対にこういった節約に傾倒しすぎると、最初こそうまく行きそうに見えても同時に大きなストレスも伴います。結局何か生活に絶えず緊張感が漂い、多くの場合長続きしないことが多いものです。その結果家計が行き詰まったり、ストレスの反動で赤字路線に向かってしまっては意味がありません。なるべくならスマートに、例え少額でも毎月お金が残る家計運営をしてみたいものです。(次稿に続く)

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by fp2-kojiro | 2018-03-27 16:43 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2018年 03月 25日

ライフジャイロ(43)~本気の家計改善に必要なこと~

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 企業や個人経営の店が利益を上げるために必要なことは、


 ・売上げを伸ばす
 ・コストを減らす


の2つしかありません。なあんだと思われるかもしれませんが、あらゆる商売で行っていることは全てこの2つのどちらかにつながっています。これを家計管理に置き換えても、本質は何も変わりません。


 売上げを伸ばす
 商売の世界で「売上げを伸ばす」ということは、より多くのお金を獲得することです。家計ではずばり「収入を増やす」ことに当てはまります。「年収を増やす」「アルバイトや副業をする」「株式投資等で利益を上げる」などが考えられます。また極めて頻度は少ないですが、宝くじなどのギャンブルや保険の満期金といった一時的な所得を得ることも含まれます。


 コストを減らす
 大量仕入れにより単価を下げることで、それまでよりも利益を増やすことができる。これがコスト削減の効果です。「特売品を購入する」「格安スマホに乗り換える」「保険料を見直す」といったことは、家計管理では典型的なコスト削減策ですね。テレビでよく見る「~節約術」といったものも涙ぐましいコスト削減の一つです。


 さて以上2つを今一度考えてみると、家計上で「売上げを伸ばす」には、かなりの労力や専門的な知識に加え、それ相当の才能や運も必要になってきます。どの世界でも大成功を収めるのはほんの一握りの人々だという実例は、枚挙に暇がないことなのは誰もが認めるところです。だとすれば、家計で手っ取り早く「利益を上げる」(つまりは家計改善)には、後者の「コストを減らす」ことを考えるのが賢明と言えます。しかしながら本当の意味で家計を改善するためには、単なる「コスト削減」だけでは不十分です。


 ・内部留保を可視化する。


 内部留保とは企業でいえば、利益から社外流出分を差し引いた残金のこと。おおざっぱにとらえると、儲けの蓄えのようなものです。家計でも支出部分に着目しプラスアルファの一手間、すなわち自分自身をだます心理的操作を加わえることが必要になります。それが家計においての「内部留保」です。(次稿に続く)

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by fp2-kojiro | 2018-03-25 13:21 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2018年 02月 11日

ライフジャイロ(42)~期間固定Tポイントの処理一考~

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 Tポイントには、通常のポイントとは別に「期間固定Tポイント」というものがあります。主にキャンペーンなどで付与され、一度にまとまったポイントを獲得できる反面、有効期限と利用先が限られているため、特に買う物がなければ消滅してしまいます。かといって無理に買い物をしてしまっては、無駄な支出を生み出す結果となり、家計に響きます。


 ソフトバンクの「長期継続特典」(ソフトバンクを継続して利用している人へのキャンペーン)では、毎月500円分のポイントが付与されます。1ヵ月の有効期限内にヤフーショッピングなどで買い物をすれば500円の割引を受けられるわけですが、特に買う物が無かったりネットショッピングをメインとしていなければ、商品券やクオカードを購入しましょう。

 ヤフーショッピング店から今回は「ALNET」というサイトを選択し、1,040円の「クオカード1000円分」を購入します。


 1,040円(本体)+160円(手数料)+200円(送料)=1,400円


このままでは400円の赤字ですが、ここに期間固定Tポイントの500円分を使って注文を確定します。


 1,400円-500円=900円


これで900円で1000円分のクオカードを手に入れることができました。手に入れたクオカードに期限はなく、必要なものをじっくり考えて使うことのできる1000円ですから、見方を変えると一月で10%の運用をしたことになります。実利はわずか100円ですが、残しておけば毎月ノーリスクで100円が積み上げられていくシステムが出来上がります。しかも今回の取引でさらにTポイントが10円分付与されますから、毎月使えるポイントが10円分ずつ増えていくことになり、黙っていても毎月運用率が上がっていきます。

 家計管理ではこういったちょっとした工夫でわずかでもお金を生み出したことに喜びを感じることが大切です。小銭をバカにしないばかりではなく、しいては強い家計を作り上げる結果につながるからです。そしてある程度まとまったお金になったら自らの生活に必要不可欠なものを購入したり、場合によっては投資信託などに挑戦してみてもいいのです。
 今までは、まとまったお金があればそれを銀行などの金融機関に一定期間預けておいて利子を付けてもらうことが大切にお金を扱ったこととされてきました。ところが周知の通り今や超低金利時代。銀行が預金者から管理手数料を徴収するのではないかというまことしやかな噂も流れる中、こういった利子ですら自分で何とかしなければならなくなったということです。今回の例の他にも巷には同じようなシステムがまだまだあります。自分の生活スタイルにうまく合わせて上手にお金を残していく技術を身につけていきましょう。

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by fp2-kojiro | 2018-02-11 15:47 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2018年 01月 03日

ライフジャイロ(41)~家計の見直しはきっかけ作りから~

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 新しい年を迎えて間もない今、心機一転家計を見直すよいタイミングです。普段何とかなっているようでも、案外危ない橋を渡っている場合もあります。また、ちょっとしたことでお金の流れが変わることもあるかもしれません。できることはできる限りやっておく。その対価は必ず手元に返ってくる。世の中はそのようにできていると思います。
 しかしながら、どうやって見直すか迷うところです。最近ではこういった類いの話に触れる機会が多くなりましたが、ほとんどの場合は「見直したいけど何から手を付けてよいのかわからない」というのが実情のようです。
 最初から完璧な計画を目指してしまうと、一気に現実が見えすぎて息が続きません。誰もがやりくり上手なわけではないのですから、まずは黒字決算へのきっかけを作るつもりでいいのです。

 家計改善への基礎…年間固定費を12で割る

 こうやって提案すると拍子抜けするかもしれませんが、本当に実践している方は案外少ないようです。やり方は極めて簡単。引き落としの通帳か、クレジットカードの明細書を1年分用意し、費用項目ごとに総合計し12で割るだけです。こうすることで月平均の必要金額を数字ではっきり把握することができ、「今月のガス代が高かったから」「エアコンをたくさん使ったので電気代がすごいから」といった理由で月の家計を歪めることがなくなります。多くの場合、こういった無駄な動きがきっかけでどこかに無理が出てきて、詰まるところボーナスや貯金で補う結果となってしまうものです。また、「月々の〇〇費が安くなる」といったインフラ業者からの提案にも、正確に対応検討することもできます。そして各項目の数字が出揃ってそれを合計すれば、一月の絶対必要固定費が決まります。これで自身の経済スケールが明白になったのですから、あとは支出がどこまで許されるか、貯蓄額はどれくらいにすればよいのかなどを考えるのは容易になります。
 きっかけさえ掴めば、いろいろなことが少しずつ動き出すものです。この「少しずつ」というのがとても大切です。当然ながら半年くらいでは家計改善の実感はわかないかもしれません。ですがやってみなければいつまで経っても状況は変わりません。

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by fp2-kojiro | 2018-01-03 12:14 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)
2017年 08月 24日

ライフジャイロ(40)~個人年金保険のトリセツ③「確定拠出年金との比較」~

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個人年金保険か、iDeCo(個人型確定拠出年金)か
 最近ではCMでも目にするようになったiDeCo(個人型確定拠出年金)ですが、何だかお得というだけで、個人年金保険と比べて何がちがうのかしっかり理解している方はそう多くはないかもしれません。決定的な違いは「控除」の範囲です。

⑥積立てたお金は全額控除
 iDeCo(個人型確定拠出年金)で積立てたお金は、「小規模企業共済等掛金」として所得から全額控除されます。例えば、毎月1万円を積立てる場合、個人年金保険なら年間4万円の控除ですが、確定拠出年金の場合は年間12万円が控除されます。例えば所得税率が20%とすると、

 (個人年金保険の場合の戻り分)=40,000円×0.2=8,000
 (確定拠出年金の場合の戻り分)=120,000円×0.2=24,000

控除による戻り分はいわば積み立ての利息代わりですから、単純計算でも一年間で16,000円の差が生まれることになります。これが「お得」といわれれる部分です。言い換えると年単利20%の運用をしているのと同じことになります。なお、確定拠出年金の方には口座開設時および毎月一定額の手数料がかかりますライフジャイロ(25)~確定拠出年金(個人型DC)の正しい始め方~ )が、それを差し引いても2つの差は歴然です。
⑦確定拠出年金=投資信託ではない
 iDeCoの制度が改正され、ほぼ全国民が加入できるようになってから、マスコミ(特にTV番組)でも取り上げられるようになりました。ところがほとんどの内容は、「自分で年金を運用する」という部分だけが強調され、何か投資信託を選ばなければならないかのような情報発信でした。確かにある程度長い期間お金を積立てるという点で投資にはふさわしい条件ですが、貯蓄100%による積立ても可能です。利息こそ期待できませんが、控除による税金の戻りだけでも十分というやり方もありということです。

⑧最大のデメリットは解約できない

 確定拠出年金は一度始めると原則解約できません(解約は積立期間中の死亡時のみ)。また、職種によって拠出(積立)額に上限があります。一方の個人年金保険の方は、いざという時の解約、積立金額の幅の広さの他に、お勧めはできませんが解約返戻金を担保に貸付けを受けることもできます。
 個人年金保険、確定拠出年金どちらにも一長一短はあるものの、年金のための積立という目的ならどう考えても確定拠出年金の方に分があります。積立金額に上限はあるとはいえ、それ以上の積立が必要になる場合は極めて希です。また個人年金保険はいざという時には解約できると言っても、大きな損失を被るので解約不可とほぼ同じことになります。ですから個人年金保険を考えるなら、無理のない金額で確定拠出年金を始める方が得策と言えます。

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by fp2-kojiro | 2017-08-24 19:02 | 外道FPのライフエコロジー | Comments(0)